村上春樹一覧

【村上春樹】に関するニュースを集めたページです。

入学式の「名スピーチ」集 村上春樹氏、つんく♂、ウルグアイ元大統領の言葉
入学式の「名スピーチ」集 村上春樹氏、つんく♂、ウルグアイ元大統領の言葉
 語りひとつで聴く者の心を奪うのが名スピーチ。若者たちの輝かしい未来の始まりとなる入学式でも、数々の名スピーチが生まれている──。【写真&一覧】熊本大学にある夏目漱石の銅像。他、作家・村上春樹氏の入学式での言葉なども《夫レ教育ハ建国ノ基礎ニシテ、師弟ノ和熟ハ育英ノ大本タリ》 熊本大学の構内に建つ夏目漱石像の脇の碑には、漱石が1897年に旧制第五高等学校の教員総代として読んだ祝辞の一節が刻まれている。教師と生徒が心を通わせ学ぶことが、教育の理想だと説いている。 当地には漱石像の左手に頭をなでてもらうと頭がよくなるとの言い伝えがあり、週末には子供連れが多く訪れるという。 漱石は日本を代表する文学者だが、文学とスピーチは似て非なるもの。スピーチライターの蔭山洋介さんが解説する。「文学はフィクションですがスピーチはノンフィクションです。時と場合によって、強さは変化します。本来、ノンフィクションの方が人々に届きやすいことが多いのですが、戦争のような場面になると真実の言葉で真実を語るスピーチの方が強くなります」 夢を抱く若者たちが、長い受験勉強を乗り越えて入学する大学では、入学式の祝辞に著名人が来賓として登壇し、ノンフィクションの名スピーチを披露することも多い。 2021年、早稲田大学文学部・文化構想学部の入学式には、同大学出身で、今年のアカデミー賞国際長編映画賞を獲得した映画『ドライブ・マイ・カー』の原作者である作家の村上春樹さんが自身のキャンパスライフを振り返った。《ほかの人に読んでもらう文章を書くのは、結構頭を使いますから、必要に応じて頭を一応働かせます。でも秀才、優等生じゃないくらいがちょうどいい頃合いなんです。なかなかね、そのへんの頃合いを見つけるのは難しいです。皆さんの中には、文学部、文化構想学部ですから、小説家になりたいと思っている人もいらっしゃると思いますけど、そのいい兼ね合いをうまく見つけてください。早稲田大学って、そういう作業には結構適した環境なんじゃないかと思う》 2015年には、音楽プロデューサーのつんく♂が近畿大学の入学式に登壇し、喉頭がん手術で声帯を全摘出したことを祝辞で発表。世間に衝撃を与えた。《去年から喉の治療をしてきていましたが、結果的にがんが治りきらず、摘出するよりほかならなかったからいちばん大事にしてきた声を捨て、生きる道を選びました。 私も声を失って歩き始めたばかりの1回生。皆さんと一緒です。こんな私だからできること。こんな私にしかできないこと。そんなことを考えながら生きていこうと思います》 メッセージはスクリーンに映し出され、新入生の心に響き渡った。 学校法人角川ドワンゴ学園が運営する「N高等学校」が、2017年に日本で初めて開催したMR(複合現実)入学式には、当時、「世界一貧しい大統領」として注目されていたウルグアイ元大統領のホセ・ムヒカ氏が登場。 サプライズの特別来賓となったムヒカ氏は「生きること」の意味を若者に説いた。《自分や大切な人を守るためにエゴは必要ですが、忘れないでください。人間は社会を必要とし、他者なしでは生きられないということを。そして、覚えていてください。生きている奇跡こそが最大の幸福だということを。命は大切に扱い、守らねばなりません。そして、毎日を精一杯生きてください。痛みや試練を伴ってもなお人生の美しさは褪せません。生きるということは、転んでは立ち上がり、前に進むことの積み重ねなのです》※女性セブン2022年4 月21日号
2022.04.14 15:15
マネーポストWEB
【新刊】ワイドショーが追わなかった“地面師詐欺事件”その後に迫る
【新刊】ワイドショーが追わなかった“地面師詐欺事件”その後に迫る
 暑い夏には、涼しい部屋の中で読書でも楽しみたいところ。この夏に読みたい注目の新刊4冊を紹介します。『保身 積水ハウス、クーデターの深層』藤岡雅/KADOKAWA/2090円 巨額詐欺事件の社外調査報告書を公表するとした会長が、逆に取締役会で追放される。本書はワイドショーが追いかけなかった地面師詐欺事件のその後を、報告書や議事録、関係者への取材で明らかにする。人為的ミスだらけの事件、会長失脚の瞬間、事件の責任者である社長の会長昇格、企業体質を変えようとした株主提案の否決。経済ルポってこんなに面白かったのかと開眼。『古くて素敵なクラシック・レコードたち』村上春樹/文藝春秋/2530円 クラシックLPのジャケットがこんなに楽しかったとは。村上さんちの棚からやってきた486枚のカラー写真はカタログ的に眺めるだけでも楽しい。1曲につき3枚以上のLPを紹介するが、中には8枚紹介する曲も。中古レコード店で1ドルとか50円だと、つい購入してしまうのだとか。盤を磨く、機器を整備するなど、手をかけると音質がよくなるのもデジタルにはない愉しみ。『小学館の図鑑NEO 深海生物 DVDつき』小学館/2200円 深海とは水深200メートル以深の領域のこと。図鑑で魚類や無脊椎動物といった区分や深海生物の特徴を学ぶ。掲載されているのは日本で見られる種が中心だ。付録のDVDではドラえもんとのび太が瞬間移動潜水艦に乗って深海を案内してくれる。「アクアマリンふくしま」で会える深海生物が、羅臼の漁師さんの協力で知床の深海から採集されていることを伝える映像も興味深い。『対岸の家事』朱野帰子/講談社文庫/924円 近年は共働きが増え、ママ友もできにくいのだとか。専業主婦の孤立無援、勤労ママの絶体絶命。子育て中の女性達が日々すり減っていく様子を、ほんわかしたキャラクターの主婦詩穂の目を通し、地域の交流ドラマとして描く。外資系勤務の妻に代わり、育児休業中の東大卒国交省官僚中谷のキャラが結構な“悪役”だが、彼の合理馬鹿ぶりは更生の余地があってどこか憎めない。文/温水ゆかり※女性セブン2021年7月29日・8月5日号
2021.07.20 16:00
女性セブン
【大塚英志氏書評】村上春樹は比喩や寓話で歴史を語るな
【大塚英志氏書評】村上春樹は比喩や寓話で歴史を語るな
【書評】『猫を棄てる 父親について語るとき』/村上春樹・著/文藝春秋/1200円+税【評者】大塚英志(まんが原作者) 村上春樹の最新作『一人称単数』は、短編集とはいえ、どこか世間が「社会的距離」でもとっているような冷めた感じを受けるのは、ぼくだけか。仮にそうだとすれば、前作『騎士団長殺し』で南京大虐殺に言及、今回も直前に出したエッセイ『猫を棄てる』で、父親の中国兵捕虜の斬首について語っていることと無縁ではないだろう。 不都合な歴史への言及は『1Q84』以降、随分、ライト(「軽い」の意味で、「右」ではない)になった彼の読者を怯ませるに充分で、世間も何か遠巻きにしている印象だ。 しかし父親についての告白に触れる時、ぼくが困惑するのは、中国兵捕虜斬首者としての父の象徴として、村上の小説の中で繰り返し描かれてきた皮剥ぎボリスやジョニー・ウォーカーという「比喩として」(村上)の惨殺者らの人物造形の「浅さ」だ。それが村上の演出だったとはいえ、文字通り紙のように薄い。そしてその「薄さ」が、仮託された歴史の重みに耐え得ていなかったと、今更露わになった感がある。確かに、村上春樹が歴史修正主義的なものに政治的な違和を抱いているのは発言からも解る。同意もする。 けれども、『猫を棄てる』では、父は南京虐殺に関与していなかったと証明し、その父は冒頭の捨てた猫が戻るという挿話で、ネコ殺しの罪(村上文学の中で今や何の「比喩」かはいうまでもない)から、あらかじめ許されている。 なるほど、『一人称単数』では、「私」は、バーに居合わせた女性から本人に覚えのない「おぞましいこと」を犯した罰を突如、糾弾されるが、「私」が罪に思い当たらず混乱する様が、父や祖父の世代の「罪」をアジアの国々から糾弾される現在の「日本」の、もし「比喩」ならそれは一編の文学作品として、この国の歴史の忘却への「批評」たり得ているのだろうかという疑問は当然残る。 村上春樹は百田尚樹ではないのだから、「比喩」や「寓話」で歴史を語ることはいい加減、やめるべきなのだ。『猫を棄てる』でそのことだけが露わになった。※週刊ポスト2020年10月2日号
2020.09.27 07:00
週刊ポスト
iPhone、たまごっち、ドラクエ… 発売時に大行列のヒット商品振り返り
iPhone、たまごっち、ドラクエ… 発売時に大行列のヒット商品振り返り
 コロナ禍でソーシャルディスタンスをとることが日常となった今となっては、かつての行列や混雑が懐かしく思えてくる人もいるかもしれない。これまで私たちは何に並んできたのか? 過去、発売時に大行列を生み出した主なヒット商品を振り返ってみた。【表】ドラクエ、iPhone… 日本列島を熱狂させた「行列年表」50年史◆iPhone 日本でのiPhoneは、2008年にソフトバンクから発売された「3G」が第1号。発売当日は、ソフトバンク表参道で1500人超の行列ができ、そのほかの量販店でも買い求める人であふれた。日本のiPhone人気は、世界と比べても高く、新機種発売日に前夜から並んで待つ人の姿が恒例となっている。ちなみに、今年は最新機種のiPhone 12が発売予定だ。◆たまごっち 1996年に登場した育成ゲーム『たまごっち』。発売の翌年に社会現象になるほどのヒット商品となり、店の前には買い求める人が2000人以上も並んだという。その後、海外でもブームになり、約2年の間に全世界で4000万個が販売された。◆ドラクエ 家庭用ゲーム機初のRPGとして、1986年に登場した『ドラゴンクエスト』。その後、ドラクエIII・IVが話題となり、発売日には徹夜組を含む5000人~1万人が長い列を作った。いまでは80を超えるタイトルがあり、出荷・配信数合わせて8000万本以上を達成。◆村上春樹の本 新作を出すたびに話題を呼ぶ村上春樹。特に、2009年発売の『1Q84』は、注目されすぎて一時品薄状態に。2017年の『騎士団長殺し』の発売日には午前0時からカウントダウンイベントがあり、約100人が並んだ。※女性セブン2020年9月3日号
2020.08.27 07:00
マネーポストWEB
村上春樹の一人称の等身大にして新境地を展開する短編集
村上春樹の一人称の等身大にして新境地を展開する短編集
【書評】『一人称単数』/村上春樹・著/文藝春秋/1500円+税【評者】鴻巣友季子(翻訳家) 作者六年ぶりの短編集だ。 特徴の一つは、エッセイのようなタッチが顕著なことだ。これは『猫を棄てる』という自叙エッセイを発表したこととも関係があるだろう。同書には、長い父親との確執と、父の死について詳らかにされている。その具体的エピソードは、『ねじまき鳥クロニクル』、『1Q84』、『騎士団長殺し』といった代表作に、下敷きとなる戦時下の凄絶な実話があったことを明かした。しかし、実話があったからフィクションが書けたのではなく、これらの虚構を書くことで、現実の父との関係と、ひいては自伝を生みなおしたのだと私は思う。 そう思うと、『一人称単数』はこれまでの村上作品とは違う魅力を湛える。本書に共通するのは、一つは、村上がデビュー作で架空の米国作家を登場させたような、虚構内虚構の仕掛けだ。架空の、短歌集(「石のまくらに」)、リサイタルのプログラム(「クリーム」)、ヤクルト・スワローズに捧げる詩集などが出てくる。極めつきは、ビバップの雄チャーリー・パーカーがカルロス・ジョビンと組んだという(!)架空のボサノヴァ・アルバムだ。 もう一つ共通するのは、全ての編が、深く長い結びつきより、淡く刹那的なふれあいの痛切さを描いている、こと。むしろ後者の別れは取り返しのつかない決定的なものになる。LPレコードを抱いた少女との一瞬の出会い、恋人の兄と過ごした奇妙なひと時(「ウィズ・ザ・ビートルズ」)、シューマンを共に聴いた世にも醜い女性との短い付き合い(「謝肉祭」)、時々自分の名前を忘れる女性編集者のこと(「品川猿の告白」)。 表題作は怖い。「僕」がバーで飲んでいると、居合わせた女性に突然責められだす。『1Q84』などにもそういう場面はあるが、この女性は「僕」の根源的な罪をなじってくる。でも、その罪がなんだかわからない。ふふ、わからないこと自体が罪なのかもしれませんよ。 村上春樹の一人称の“等身大”であり原風景にして、新境地。※週刊ポスト2020年8月14・21日号
2020.08.16 16:00
週刊ポスト
百田尚樹氏『永遠の0』の26年前に書いた「幻の小説」
百田尚樹氏『永遠の0』の26年前に書いた「幻の小説」
 累計2000万部以上の部数を誇る小説家でありながら、SNSなどでの過激な発言で注目を集める百田尚樹氏。学生時代まで遡って取材すると、百田氏が「語ってこなかった過去」が明らかになった──百田氏を5時間半以上にわたって取材したノンフィクションライター・石戸諭氏がレポートする(文中敬称略)。* * * 関西テレビ界を代表する名物プロデューサーで、『探偵!ナイトスクープ』などの人気番組を手がけた朝日放送(ABC)の松本修は、百田と約40年にわたる親交がある人物だ。私が近著『ルポ 百田尚樹現象 愛国ポピュリズムの現在地』の取材でインタビューすると、松本は学生時代の百田について忘れられないエピソードを教えてくれた。 百田には、1980年当時から小説への憧れがあった。実際に1980年には講談社の文芸誌「群像」の新人文学賞に作品を応募し、1次選考を通過している。朝日放送の近くにあった「ホテルプラザ」のコーヒーショップで、松本は百田の応募作「古本屋」を読んでいる。 作品の欠点をいくつか指摘すると、激昂したという。しかし、松本は意に介さずこう思っていた。「小説の才能は間違いなくある。ずっと書き続けたほうがいい」 百田が応募した1980年の受賞作は長谷川卓の「昼と夜」だったが、1次予選通過者として「群像」には、実際に「百田尚樹」の名前と作品名が掲載されている。小説部門の応募総数は1288篇であり、当時の最終選考委員は吉行淳之介、島尾敏雄、丸谷才一といった面々が名を連ねていた。 当時の群像新人文学賞は、綺羅星の如き才能を生み出した文学界の一大拠点だった。1976年に村上龍が受賞作「限りなく透明に近いブルー」で文壇に衝撃を与え、百田が応募する前年1979年の受賞作は、村上春樹「風の歌を聴け」である。 1981年には笙野頼子が「極楽」で受賞し、同年の長編小説部門は高橋源一郎が「さようなら、ギャングたち」でその名を刻んでいる。ちなみに1980年の評論部門には、法政大学でも教鞭を執った文芸批評家の川村湊、推理小説評論で名高い野崎六助の名前があった。 村上龍、村上春樹、笙野頼子、高橋源一郎──。いずれ劣らぬビッグネームがこぞって応募した「群像」に、同時代を生きる百田も応募していた。彼もまた無名の文学青年の一人だったのだ。 若い時に文学への憧れを抱いていた青年は、しかし文学界ではなくテレビ界で活躍することになる。放送作家として、関西テレビ界の伝説的番組『探偵!ナイトスクープ』に最初期から携わった。 そこで百田は、視聴者がどこで受けて、何を求めているのかを肌感覚で知ることになる。視聴率が取れることは、何より大切な現場のリアリズムだ。 テレビはどこまでいってもチームプレーだが、一人で物語の世界を完結させることができる小説家への憧れをどこかで抱いてきたのだろう。デビュー作『永遠の0』を発表したのは2006年、50歳になってからだが、その時から市場に評価され、「売れること」を追求していく。百田は、私のインタビューにこう語った。「売れることが一番大事。そのためにやっています。売れなくてもいいならブログに書いていたらいい。僕の本で、編集者、製本会社、書店、営業……。多くの人がご飯を食べているんです。売れなくもいいから本を出そうとは思いません」 そう考える原点は、1980年代に「群像」に応募した文学青年としての過去と、視聴率を追及した放送作家時代にあるのではないか。
2020.07.01 16:00
NEWSポストセブン
1日17万個も売れるという肉まん
近江牛、豚まん、葛餅など 地元メディア推薦する近畿グルメ
 外出の自粛もない元の生活に戻りつつあるけど、旅行に行くにはまだ早そう…そう考える人々に、ちょっとでも旅行気分を味わっていただこうと、各地の絶品お取り寄せグルメを紹介。現地を知り尽くした地元メディアの担当者に、その地域の絶品グルメを推薦してもらいました。今回は近畿地方のお取り寄せを紹介します。【大阪府】551蓬莱『551豚まん』:10個入り1900円(税込)ほか 冷蔵 住所:大阪府大阪市浪速区桜川4-2-5『関西ウォーカー』編集長・本田麻己さんが推薦「ご存じ大阪土産の定番で、1日の平均販売個数は約17万個! ボリューム満点のアツアツの豚まんをほお張ると、ミンチにせず粗切りにした豚肉と玉ねぎの食感がほんのり甘い生地とマッチして感動していただけると思います」【京都府】らぁ麺とうひち『冷やし鶏醤油らぁ麺』:850円(税込)冷凍住所:京都府京都市北区大宮北箱ノ井町33-6『Leaf』編集長・加藤純子さんが推薦「『ミシュラン京都2020』でビブグルマンを獲得した行列のできるラーメン店が、満を持してお取り寄せ可能に! 芳香な地鶏の旨みと香り高い生揚げしょうゆが自慢の看板メニューで夏は冷やしがおすすめです」【兵庫県】トアロードデリカテッセン『本店ギフト9』:4000円 冷蔵住所:兵庫県神戸市中央区北長狭通2-6-5『月刊 KOBECCO』編集部・田中奈都子さんが推薦「神戸に住む人は必ず知っているハムやソーセージ、スモークサーモンが人気の老舗デリで、本店はカフェも併設。ここのサンドイッチは村上春樹の小説『ダンス・ダンス・ダンス』にも登場します。創業当時から変わらない紙袋やギフト用の白い箱も素敵です」【奈良県】よしのや『吉野の葛餅』:ミニサイズ5個入り (黒蜜・京きなこ)1100円住所:奈良県奈良市西笹鉾町42『あをによし なら旅ネット』永岡優貴さんが推薦!「吉野葛は葛の根から作られる自然食品で、その中でも吉野本葛は最高級。厳しい冬の間、冷たく良質な水と職人が手間を惜しむことなく作った吉野本葛粉で練り上げられたのがこちらの葛餅。濃厚な黒蜜と香ばしいきな粉がセットになってご家庭でも食べやすいミニサイズになっています」【滋賀県】スエヒロ『極上近江牛ステーキ[サーロイン]』:2人前200g×2枚 1万1000円~(写真は4人前)住所:滋賀県草津市大路3-1-39『おでかけmoa』編集部・高田早希さんが推薦!「滋賀県と言えば、日本三大和牛のひとつ、近江牛! こちらは近江牛のしゃぶしゃぶの名店で、しゃぶしゃぶのお取り寄せも可能なのですが、霜降りならではの圧倒的なやわらかさを堪能していただきたいので、ぜひサーロインステーキをどうぞ!」【和歌山県】熊野鼓動『熊野本宮・釜餅(よもぎ)』:4個入り680円 冷凍住所:和歌山県田辺市本宮町本宮1301-2『プレミア和歌山』東奈々さんが推薦「釜でもち米を炊き、粒感を残してすりこぎでついてできた熊野伝承製法の餅生地で、自家製粒あんをふんわり手で包んでいます。独特の食感とよもぎのさわやかな香り、美しい緑が特徴です。贅沢な香ばしさの『くるみ』、プチプチとした歯触りがクセになる『古代米』もあります」※女性セブン2020年7月9日号
2020.06.28 07:00
女性セブン
桜丘中学校の前校長、西郷さん(撮影/浅野剛)
校則全廃校長が子供に薦める読書「本は出会いがいっぱい」
 新型コロナウイルス感染防止のための外出自粛も徐々に解除され、学校再開の動きも出始めてきた。しかし、予断を許さない状況に変わりはなく、都市部では休校が続いている。 家での学習が求められるなか、いまこそ読書をすすめる声も。生徒一人ひとりの特性に応じた指導を行ってきた「校則なくした中学校」校長こと、東京・世田谷区立桜丘中学校の前校長の西郷孝彦さんも、家で課題をこなすことより、思いがけず与えられた自由な時間と受け止めて、この時間を読書にあてることをすすめる。 そこで、西郷さんにいま子供たちが読むべき本を紹介してもらった。【プロフィール】西郷孝彦さん/東京・世田谷区立桜丘中学校・前校長。著書に『校則なくした中学校 たったひとつの校長ルール』(小学館)。 小学校の高学年や中学生には、いまこそ、長編にチャレンジしてほしいと西郷さんは話す。西郷さんのおすすめは、小学生には、ドイツの作家、ミヒャエル・エンデのファンタジー小説『はてしない物語』(岩波書店)。中学生には上中下巻からなる『アンナ・カレーニナ』(トルストイ)や全8巻の『静かなドン』(岩波書店、ショーロホフ)と、大作を推す。西郷さん自身、小さい頃から大の読書家。いまでも、海外の作品はできるだけ原文で読む。 では、現役の中学生は、どんな本を好むのだろう。西郷さんが在籍した桜丘中2年で、昨年は200冊以上を読破した百華さんに聞いてみた。実は、百華さんは小学校高学年まで、読書が苦手だった。「本を好きになったのは、重松清さんの『くちぶえ番長』(新潮社)がきっかけでした。ページ数が少なめだったのでたまたま手に取ったのですが、同じ年頃の主人公に惹かれて、あっという間に読み終えてしまった。もっと重松さんの作品を読みたくなって、どんどん読書にはまっていきました」(百華さん) いまや図書室に通う日々。「重松さんの『星のかけら』(新潮社)は死という難しいテーマですが、自分が謎解きをしている感覚で楽しめます。活字が苦手な人は、さくらももこさんのエッセーが読みやすくておすすめ。『もものかんづめ』か『ももこの話』(ともに集英社)から入ってみて。涙が出るほど笑えます」(百華さん) この2、3年ですっかり本の虫になり、昨年は中学生ビブリオバトルの都大会に出場。休校期間中には、これまで手にしなかった芥川龍之介や太宰治といった文学作品にトライしているという。◆読書がもたらす“出会い”と“将来” 子供の頃に読んだ本が、将来の進路に影響するということも多い。西郷さんは、小学校の「教室文庫」にあったエジソンの伝記を読んだことが、十数年後に理科と数学の教職に進むきっかけになったと話す。また、非凡さゆえに風変わりではみ出し者だったエジソンのありのままを受け止め、温かく見守った母親の姿を知ったことも、西郷さんが生徒に寄り添う現在の姿勢に重なる。「本を読むと、現実の世界で出会うより、何倍も多くの人の人生に触れられます。すでに亡くなっている人にも再会できます。そういう意味で、本は、出会いがいっぱいです。 そしてそれが実話でもフィクションでも、私は本を読むことで、“人は見た目だけではわからない多面性を持っている”という現実を学びました」(西郷さん) 人と会えなかったはずの休校中に、本を通してどれほど多くの人と出会えることか。そしてそのことが休校明けの子供の成長に大きくかかわるであろうことを、覚えておいてほしい。【西郷孝彦さんがおすすめする3冊】『茶色の朝』大月書店/フランク・パヴロフ(物語)、ヴィンセント・ギャロ(絵)「2003年に話題となったフランスの寓話。日本の社会状況を目の当たりにしている中高生に読んでもらいたい」(西郷さん・以下同)『ぼくとペダルと始まりの旅』(『奇跡の自転車』から改題)新潮社/ロン・マクラーティ(著)「43才、体重126kgのパッとしない人生を送るスミシーが、20年以上消息を絶っていた姉の眠るL.A.に自転車で向かう。それは心の救済と新たな人生への旅。まるで一緒にアメリカ大陸横断の旅をしているかのような本」『タングステンおじさん 化学と過ごした私の少年時代』早川書房/オリヴァー・サックス(著)「原作者は、映画『レナードの朝』で知られる脳神経外科医。少年期のオリヴァーが、次々と化学に興味を抱いていく様子が描かれます。忘れてしまったかつての何にでも夢中になれた“子供の心”が鮮明に描かれています」【こんな本もおすすめ!】「詩を読むことは、想像力を豊かに育みます。谷川俊太郎の詩集をいつもポケットに。『after the quake』は、村上春樹の短編集。英語で読むと内容が掴みやすく、理解が深まります。ニコラス・スパークスの恋愛小説は、女の子におすすめ。英語が得意ならぜひ原書で読んでみるといいですよ」※女性セブン2020年6月4日号
2020.05.22 16:00
女性セブン
希林さんの思いとは
樹木希林さんが遺した2/100冊、ジブリ鈴木敏夫氏の著作ほか
 新型コロナウイルスは「見えない不安」の蔓延に加え、マスクなどの買い占め、ネットでのデマの流布など、人々の体だけでなく心も蝕んでいる。こんなとき、強くたくましく生きた樹木希林さんならどう行動しただろうか。樹木希林さんの考えの「源泉」ともいえる、愛読書を紐解く。 2018年9月に亡くなった樹木希林さん(享年75)。言葉にこだわりを持ち、言葉の力を信じていた樹木さんは大の読書家でも知られた。しかし、自宅に遺されていたのは、100冊だけだった。樹木さんは100冊以上の本を手元に置くことはなかった。持っておきたい本ができたら、100冊の中から1冊を誰かにプレゼントしたというのだ。 書斎に遺した最後の100冊にはどんな本があったのだろうか、そのうちの2冊を紹介する。◆『長谷川四郎の自由時間』長谷川四郎著 長谷川四郎(1909-1987)は戦争文学の傑作ともいわれる『鶴』で知られる。大岡昇平、中島敦、太宰治、松本清張と同年生まれだ。若い世代に浸透した一因に村上春樹の『若い読者のための短編小説案内』(文藝春秋)で紹介されたこともあったかもしれない。 樹木さんと40年以上にわたって親交があり、『希林のコトダマ』(芸術新聞社)の著書がある椎根和さん(78才)は、いちばん長い間、樹木さんの書棚に鎮座していたのは長谷川の本ではないかと言う。実際、遺された100冊のうち、エッセイ集『長谷川四郎の自由時間』(土曜美術社)をはじめ6冊が長谷川四郎の著書だった。「『悠木千帆様』(樹木さんの最初の芸名)と直筆のサインが入ったものもあり、交遊があったようです。小説だけでなく、戯曲を書いたり、絵を描いたり、戦争にも芸術にも精通していた長谷川作品への思いは強かったのではないでしょうか。18才で文学座一期生に合格し、演劇の道を歩み始めた希林さんが、いちばん愛読、信頼していた文学者だったのだと思います」(椎根さん) 長谷川四郎全集(第7巻)の一冊には樹木さんとの対談が所収されている。ちょうど長女の也哉子を妊娠中のことで、「男が存在感なんてのを持つためには、なんてったって頑張らなくっちゃいけないんです。ひらき直りなんてのは女にまかせて、がんじがらめの世の中で苦しんで、女にすがりついて、酒におぼれて、すべてに気をつかい、死ぬまで頑張るから悲しいし、存在できるんだと思います。長谷川さんはきっとそんな男だと思います」(樹木さん) そう長谷川を評していた。◆『禅とジブリ』鈴木敏夫著 何十年の間も入れ替わらずあった古典の一方、亡くなる直前に本棚に加わったのは、そのとき発売したばかりの鈴木敏夫の『禅とジブリ』(淡交社)だった。スタジオジブリのプロデューサー・鈴木氏が玄侑宗久氏をはじめ3人の禅僧とざっくばらんに対話し、「やわらかく、やさしく、強く」この時代を生きるための禅問答が収められた一冊だ。 樹木さんは鈴木氏とも親交があった。過去にラジオで対談。テーマは夫婦についてで、「離婚する夫婦は向き合いすぎている」など踏み込んだ内容は話題を呼んだ。「この本の中に『壺中日月長』という禅の言葉が紹介されています。意味は壺中に入ると天国のようないい気持ちになるという心境のこと。 希林さんが亡くなった2018年は『モリのいる場所』『万引き家族』『日日是好日』などの映画に、ドキュメンタリー『転がる魂 内田裕也』のナレーション、映画『エリカ38』のプロデューサーを務めるなど、仕事好きのレベルでは考えられない仕事量をこなしていました。最期の年は、この境地だったのかもしれません」(樹木さん)※女性セブン2020年5月7・14日号
2020.04.25 07:00
女性セブン
村上春樹編訳・米短編の名手の晩年の風景【与那原恵氏書評】
村上春樹編訳・米短編の名手の晩年の風景【与那原恵氏書評】
【書評】『ある作家の夕刻 フィッツジェラルド後期作品集』/村上春樹・編訳/中央公論新社/1700円+税【評者】与那原恵(ノンフィクションライター) スコット・フィッツジェラルドがその生涯に発表した長編小説は四冊で、『グレート・ギャツビー』(一九二五年)は三作目だった。二十八歳にして代表作を刊行したが、売れ行きは芳しくなく、アメリカ文学を代表する作品と位置付けられるのは没後である。 二〇〇六年に村上春樹訳『グレート・ギャツビー』が出て、光や闇や色彩描写の見事さ、人物造型、言葉の一つひとつに魅せられた。 フィッツジェラルドは、一九二〇年代の狂騒の時代に登場し、妻のゼルダとともに華々しいエピソードをふりまいた。だが二九年の世界大恐慌と同時期、フィッツジェラルドの実生活の勢いもしぼんでいった。三〇年代になると、ゼルダが精神を病み、彼は酒におぼれ、執筆もはかどらなくなった。 それでもフィッツジェラルドは、多くの短編を執筆し、長編(完成をみなかった『ラスト・タイクーン』)にも取り組んだ。そして四〇年、四十四歳で世を去ってしまう。本書は、「晩年」にあたる時期の作品を村上が編訳した一冊だ。 旅にも、社交にも飽いたカップルを包む不穏な空気(「異国の旅人」)。アルコール依存症の医師が暮らす田舎町に竜巻が襲った日(「風の中の家族」)。ある種のおかしみが漂う借金生活(「フィネガンの借金」)など、フィッツジェラルド自身を思わせるが、重苦しいわけではない。村上は、薄暗い時代に生み出された作品群であっても〈しかしそこには、深い絶望をくぐり抜けようとする、そして微かな光明をなんとかつかみ取ろうとする前向きな意志が垣間見える〉と述べている。 エッセイ「私の失われた都市」の一節。〈ある日の午後タクシーに乗って、藤色とバラ色に染まった空の下、高層ビルの間を抜けていたときのことだ。私はわあわあ泣き出した。なぜなら私はほしいものを残らず手に入れていたし、これほど幸福になることはもう二度とないだろうとわかったからだ〉。絶頂期に見た夕刻の空。若き作家は自分の未来を悟りながらも、作家の歩みを止めなかった。※週刊ポスト2019年9月13日号
2019.09.07 07:00
週刊ポスト
年100冊超読む芦田愛菜、最近ハマった本は『騎士団長殺し』
年100冊超読む芦田愛菜、最近ハマった本は『騎士団長殺し』
 年間100冊以上の本を読むほど読書家の芦田愛菜(15)。中学生として、そして女優として忙しい日々を送る中でも、本は欠かせないものだという。そんな芦田が、今まであまり本を手に取ってこなかった人にも、本を好きになってもらえるきっかけになったら…という思いから、初の書籍『まなの本棚』でお気に入りの本約100冊を紹介している。今回、自らの読書体験から書籍の裏話まで、いろいろお話ししてくれた。――まずは、書籍『まなの本棚』ができ上がった心境は?芦田:自分の本に対する思い、本が好きだという思いを1つの形にしていただいてすごくうれしいです。今まで私が読んできた本の中で、好きな本や思い出が強い本をまとめています。本に対する思いがたくさん詰まった1冊になりました。――書籍では、どんな本を紹介されていますか?芦田:この本を作るにあたって、読み返した本が何冊かあるんです。『おしいれのぼうけん』という絵本は、ちょっと怖いなと思うキャラクターがいたんですけど、今読み返してみたら、友情を描いたいい話だったんだ…と印象が変わりました。友達と本を貸し借りして感想を言い合った思い出の本なども紹介しています。この書籍を読んでくださったことで、本って面白そうだなとか、本を読んでみようかなとか、少しでも本に興味を持ってもらえたらうれしいです。--書籍の中では、京都大学ips細胞研究室所長・教授の山中伸弥さん、作家の辻村深月さんとの対談企画も。いかがでしたか?芦田:夢がかなった感じで、幸せでした! 山中先生の研究所がある京都に行かせていただいて、館内を見学しました。「科学はどこまで進歩していいと思いますか?」という質問などをさせていただいて、すごく興味深いお話をいろいろうかがえました。辻村さんは、私にとっては神様みたいな存在! 会ってはいけないような気がしていたので、いまだに夢じゃないかな…と思っているくらいです。うれしすぎて、対談中も終始、ニヤけていたと思います(笑い)。――年間、100冊近く読書をしているそうですが、普段はどんな時に本を読んでいますか?芦田:少しの時間でも本を読みたいタイプなんです。朝、学校に行く前に、いつもより早く支度ができて5分あるな…という時にも本を読みます。本は自分で自由に想像できるのが魅力だと思っているので、マンガはあまり読まなくて、小説を手に取ることが多いですね。両親が小さい時から本を身近に置いてくれていたので、物心がついた時から、本を読むのが当たり前だったんです。小さい時は、毎晩、本を読んでと両親にお願いしていたらしいです。その頃は、“図書館に住みたい”と思っていたくらい図書館が好きでした(笑い)。――本屋さんにもよく行きますか?芦田:はい。紙のにおいや印刷のにおいが大好きなので、本屋さんに入っただけで興奮してしまいます(笑い)。お買い物に行く時には、本屋さんがルートに入っているような感じですね。図書館にも行きますが、図書館の本はいろいろな人がめくって紙が波打っていたり、たくさんの人の歴史を感じられるところが好きです。――今まで読んできた小説で、印象深いキャラクターといえば?芦田:『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラです。自分をしっかり持っている人に憧れているので、彼女はカッコいいなと思いました。――トラウマになったような本や、悲しい時に読む本はありますか?芦田:トラウマというわけではないのですが、辻村深月さんの短編集の中にある、『踊り場の花子』が本当に怖くて! 読んだあと一人になるのが怖かったです(笑い)。本を読むこと自体がリラックスなので、悲しい時にこれを読もう…みたいに選んだことはないんです。無意識に選んでいることはあるかもしれないですけど、意識的に選ぶことはないですね。――最近、印象に残った本は?芦田:書籍でも紹介させていただいているんですけど、村上春樹さんの本にハマりました。『騎士団長殺し』を読んで、こんなに読み応えがある本があるんだ!って。『海辺のカフカ』も読んだので、また村上作品にチャレンジできたらなと思っています。あと、中学生になってから、森鴎外の『舞姫』を読んで、文学の面白いさにも気が付きました。ちょうど学校の期末テストが終わって夏休みに入るところなので、すごく本を読みたい気持ちになっているんです。読みたい本がたくさんあって、ちょっと困ってますね(笑い)。――女優として活躍されていますが、読書体験が演技に役立ったことは?芦田:大好きな本を読むことは、私を作る“根底”になっているとは思うんですけど、本を読んだことで演技に役立ったな…というふうに思ったことはないです。この役を演じてみたいと思って、本を読むこともなくて…。(演技に影響があるとしたら)無意識のうちかもしれないですね。――自分でも物語を書きたいと思ったことは?芦田:何回かあるんですけど、“起承転結”の“転”がどうしても思い浮かばなくて、“起承結結”になってしまって(笑い)。これがありました、終わり…みたいな感じで、全然、面白くなくて! しかも、登場人物の細かい設定を考えたりするほうに夢中になってしまって。おにぎりくんという、おにぎりの形をしたキャラクターが出てくる冒険もので、仲間にはトマトちゃんとか、なすびちゃんも出てくるはずだったんですけど…。冒険物語には、全然ならなかったんです。だから、作家さんは本当にすごいな…と思いながら本を読んでいます。――最後に、この書籍を通して伝えたいことは?芦田:今回、書籍を作っていく中で、年齢や立場がまったく異なる人でも、本を通じて出会えるということに気づきました。本は一種のコミュニケーションツールにもなりえるものなので、ストーリーを楽しむだけではない本の魅力も伝わったらいいなと思います。撮影/浅野剛
2019.07.18 07:00
NEWSポストセブン
早稲田大学文学部3年生の篠塚康介くん
風俗ルポ執筆で呼び出し食らった早大生 大学の意外な反応
〈タイのゴーゴーバーで僕の性欲は爆発し、そして僕は地獄に落ちた〉〈宇都宮のソープランドで平成の僕は死んだ〉〈親が熱海に旅行に行った隙に実家にデリヘルを呼んだ話〉 そんなタイトルで1日5万PVを稼ぐ「風俗ルポブログ」がある──執筆者は“現役の早稲田生”だ。そのブログ『できっこないをやらなくちゃ』を運営する、早稲田大学文学部3年生の篠塚康介くん(20)が語る。「昨年の6月半ば頃、僕は童貞を捨てようと、池袋のソープランドに向かいました。そこで『AV女優がいるよ』という客引きについて行ってしまい、女の子が現われないまま12万円を騙し取られてしまった。世間知らずの自分の弱さが許せなくて、“もっと性を探求して強くならなければ”と思ったんです。 この事件から2週間後、たまたま地元の居酒屋で出会った人妻のお姉さんと意気投合して、その人の車の中で“卒業”しました」 童貞を捨てた2か月後の昨年9月にブログを開設し、以来10か月で66本の記事を書き上げた。 ブログ人気に火が付いたのは、6月17日の投稿〈ブログが本部に通報されて教務主任に呼び出された話〉がきっかけだった。「ブログを読んだ人が大学に通報して、文学部の事務所から呼び出されたんです。“やべぇ、絶対怒られる”と思い、停学や退学処分も頭をよぎりました。でも、意を決して面談に行ったら、『誹謗中傷を書いたり、違法なことをしてるわけではないから、これからも注意して書くように』と言われただけ。むしろなぜか『君の文章は読ませる文章だ、と話す教授もいる』と褒められました(笑い)。バンカラ精神の早稲田の懐の広さを感じました。この出来事をSNSでアップしたら、アクセス数が一気に増えました」(同前) ちなみに、教授が認めた“筆力”の源泉を問うと、「村上春樹先生のセックス描写に憧れてます」と語った篠塚くん。 同級生はそろそろ就活を意識し始める頃だが、将来の夢は「AV男優」だそうである。※週刊ポスト2019年7月5日号
2019.06.25 16:00
週刊ポスト
父との確執を告白した村上春樹(共同通信社)
村上春樹が父親との確執を告白、いつか来る死を意識か
《僕が若いうちに結婚して仕事を始めるようになってからは、父との関係はすっかり疎遠になってしまった。特に僕が職業作家になってからは、いろいろとややこしいことが持ち上がり、関係はより屈折したものとなり、最後には絶縁に近い状態となった》 現在発売中の『文藝春秋』(6月号)で、村上春樹さん(70才)が、20年近く実父と絶縁関係にあったことを明かしている。父親についてここまで赤裸々に綴るのは初めてのことだ。“世界の村上”のニュースは瞬く間に広がった。朝日新聞ほか、中国のメディアまでが取り上げる事態となった。 父の死から11年──村上さんがなぜ今、自身のルーツに触れたのか。文芸評論家の鴻巣友季子さんは「年を重ね、いつか来る死を意識するようになったのかもしれません」と指摘する。「これからどれくらい物書きとして書いていけるかを考える年齢になったのでしょう。蔵書の整理も始めているようですし、老い先について考え始めたことはひとつあると思います」(鴻巣さん・以下同) 村上さんの父親は京都の寺に次男として生まれた。20才で兵役へ。中国での戦いに参加した。帰国後は大学院に進んだが、村上さんが誕生したこともあり、生活費を得るために国語教師として生計を立てていたというが、村上さんが作家になってから20年以上顔を合わせなかったという。 父親が90才で2008年に亡くなる少し前、村上さんは入院先を見舞った。《そこで父と僕は──彼の人生の最期の、ほんの短い期間ではあったけれど──ぎこちない会話を交わし、和解のようなことをおこなった》 およそ20ページにわたるエッセーの大半を、村上さんは父親の戦争体験に割いている。村上さんは幼い頃、父から《自分の属していた部隊が、捕虜にした中国兵を処刑したことがある》と打ち明けられたという。 しかし、父親の人生を検証する過程で、1937年の中国での南京戦に参加していたという記憶は誤解だったことが明らかになり、《ひとつ重しが取れたような感覚があった》と記している。「2017年に発表された『騎士団長殺し』(新潮社)にも、南京虐殺の記憶について“重しをつけて深い海のそこに沈められたんだ”という表現があります。今回、村上さんはその重しを取りに行く勇気を得て、実際にひとつの重しが取れたのでしょう。 村上さんは『ねじまき鳥クロニクル』(1994年)くらいから人間の邪悪さを具現的に描き始めています。根源的な悪を描くという春樹文学のルーツは、父親が抱えていると思っていたどす黒いものに、少なからずあったのではないでしょうか。彼にとって小説を書くことは、そのパンドラの箱を自ら開く作業だったのだと思います」 父親と死別してからは、小説中の父の描き方が変わった。「それまでの村上作品では、妊娠しても子供は決して生まれませんでした。ところが『1Q84』(2009年)からは、親になることをポジティブに描くようになり、『騎士団長殺し』では、男の側がほとんど押しかけるように親になろうとしています」 飼い猫を父と共に棄てに行く思い出で始まったこのエッセーは、別の猫のエピソードで閉じられている。子猫が松の木に登って下りられなくなった話だ。《その子猫がそれからどうなったのか、僕にはわからない》「このエピソードは『スプートニクの恋人』にも出てきますが、『海辺のカフカ』や『ねじまき鳥~』も、猫で始まり猫で終わっています。寓話的でもあり、いろいろな意味に取れますよね」 村上作品を読み解くひとつの鍵になりそうだ。※女性セブン2019年5月30日号
2019.05.17 16:00
女性セブン
新元号を発表する菅義偉官房長官(時事通信フォト)
あなたが「平成人間」か「昭和人間」かを判定する7つの問題
 今、われわれはまさに時代の境界線を生きている。こんな機会はめったにない。コラムニスト・石原壮一郎氏が考案した問題に答えて自らをカテゴライズしてみよう。 * * * あと20何回か寝ると「令和」です。平成も残りわずか。あなたの中には「平成」と「昭和」、どちらの影響が色濃く刻まれているのか。7つの問題で判定してみましょう。【問1】平成の流行語。次の3つの言葉が登場した順番として正しいのは?1.「おっはー」→「ハッスル!ハッスル!」→「オバタリアン」2.「ハッスル!ハッスル!」→「オバタリアン」→「おっはー」3.「オバタリアン」→「おっはー」→「ハッスル!ハッスル!」【問2】平成の出来事。郵便番号が7桁になった年と同じ年にあったのは?1.消費税5%に引き上げ2.長野冬季五輪3.「2000年問題」が話題になる【問3】平成のオリンピック。次のうちいちばん早く金メダルを獲ったのは?1.レスリングの吉田沙保里2.柔道の田村亮子3.マラソンの有森裕子【問4】昭和の流行歌。次の3つの演歌が登場した順番として正しいのは?1.「襟裳岬」→「矢切の渡し」→「天城越え」2.「天城越え」→「矢切の渡し」→「襟裳岬」3.「矢切の渡し」→「襟裳岬」→「天城越え」【問5】昭和の出来事。日本万国博覧会(大阪万博)と同じ年に起きたのは?1.三島由紀夫が自衛隊市谷駐屯地で割腹自殺2.日清食品が「カップヌードル」を発売3.アポロ11号が月面に着陸【問6】昭和のベストセラー。著者名が間違っているのはどれ?1.『おれについてこい!』(大松博文、昭和40年)2.『恍惚の人』(有吉佐和子、昭和47年)3.『限りなく透明に近いブルー』(村上春樹、昭和51年)【問7】昭和vs平成。未婚者の性体験未経験率、昭和62年と平成27年のデータ(国立社会保障・人口問題研究所「出生動向基本調査」より)を比べて、どう変化したか?1.男性も女性も、昭和62年のほうが未経験率が高い2.男性は平成27年、女性は昭和62年のほうが未経験率が高い3.男性は昭和62年、女性は平成27年のほうが未経験率が高い〈解答と解説〉【問1】3.「オバタリアン」は平成元年、「おっはー」は平成12年、「ハッスル!ハッスル!」は平成16年です。今も大切に使い続けている方も、もしかしたら少なくはないでしょうか。【問2】2. 郵便番号が7桁になったのは平成10年。長野冬季五輪と同じ年でした。消費税が5%に引き上げられたのは前年の平成9年。「2000年問題」は翌年の平成11(1999)年です。【問3】2. 田村亮子は平成12年のシドニー五輪で初の金メダルを獲得。吉田沙保里は平成16年のアテネ五輪が最初。有森裕子は平成8年のアトランタ五輪のメダリストですが、銅でした。【問4】1.「襟裳岬」は昭和49年、「矢切の渡し」は昭和58年、「天城越え」は昭和61年のヒット曲です。どの曲も貫録のスタンダードナンバーだけに、順番はわかりづらいですね。【問5】1. 日本万国博覧会(大阪万博)の開催は昭和45年。同じ年に三島由紀夫が市ヶ谷駐屯地で割腹自殺しました。アポロ11号の月面着陸は前年、「カップヌードル」の発売は翌年です。【問6】3.『おれについてこい!』は大松博文、『恍惚の人』は有吉佐和子でOK。『限りなく透明に近いブルー』は村上春樹ではなく村上龍です。そこは間違えないように気を付けましょう。【問7】2. 未婚者の性体験未経験率、男性は昭和62年が43.0%で平成27年が47.0%、女性は昭和62年が64.4%で平成27年が46.5%。男性は未経験率が高くなり、女性は低くなっています。〈判定その1〉7つの問題のうち、いくつ正解でしたか。●全問正解のあなた‐平成力も昭和力も完璧です。これまでの道のりにあらためて感謝しつつ、勢いよく令和に突入しましょう。●正解が4~6問のあなた‐これまでの道のりをあらためて振り返ることで、より力強く令和をスタートさせることができます。●正解が0~3問のあなた‐嘆くことはありません。これまでの道のりをしっかり確認することで、楽しく令和を迎えられます。〈判定その2〉【問1】~【問3】の「平成問題」の正解数と【問4】~【問6】の「昭和問題」の正解数を比較してみましょう。●「平成問題」の正解数が多い──あなたは「平成人間」です。新しい情報に敏感なのは大いに結構ですが、昔のことも忘れないようにしましょう。●「昭和問題」の正解数が多い──あなたは「昭和人間」です。昔の記憶を大切にすると同時に、新しめの情報も積極的にインプットしましょう。●両方の正解数が同じで2問以上──あなたは「昭和も平成もバッチリ人間」です。さらに知識を増やして、もっともっとパワーアップしましょう。●両方の正解数が同じで1問以下──あなたは「昭和的にも平成的にも将来が楽しみなタイプ人間」です。頑張れば頑張るほど成長できるでしょう。 せっかくの時代の変わり目です。自分はどんなふうに平成と昭和を過ごして来たのか、この機会に振り返ってみましょう。そうすることで、来たるべき令和を強く生き抜く力や勇気が湧いてくるはず。振り返ることはけっして後ろ向きな行為ではなく、自分自身や家族との関係を見つめ直しつつ、しっかり未来に立ち向かうための前向きな戦いです。 ちなみに、今回の問題を作るにあたっては『思い出を宝ものに変える 家族史ノート 平成と昭和の記録が明日の希望になる』(ワニ・プラス)を参考にしました。左に年表、右が書き込みスペースになっていて、自分と家族だけの一冊が作れる本です。僭越ながら、私が監修しました。10連休に家族で取り組んでみるもよし、親にプレゼントしていっしょに書き込むのもまたよし。コミュニケーションツールとして、ぜひご活用ください。【PROFILE】石原壮一郎(いしはら・そういちろう)/1963年三重県生まれ。『大人養成講座』『大人力検定』など大人をテーマにした著書多数。最新刊は『思い出を宝ものに変える 家族史ノート』(ワニ・プラス)。4月8日19時から東京・八重洲ブックセンターで、高木ブーさんをゲスト(ウクレレミニライブも!)に迎えて出版記念イベントを開催。
2019.04.07 16:00
NEWSポストセブン
平成21年プレイバック 民主党圧勝、WBC連覇、「草食男子」
平成21年プレイバック 民主党圧勝、WBC連覇、「草食男子」
 平成の時代もいよいよ残りわずかとなった。平成とは、一体どんな年だったのか? 平成21年(2009年)を振り返ってみよう。 衆院選で民主党が圧勝。鳩山民主党政権が誕生したこの年は、新型インフルエンザが世界中で猛威を振るった。世界保健機関(WHO)は6月、警戒水準をフェーズ6に引き上げ世界的大流行を宣言。12月には死者数約1万人に。国内でも感染は急増し、翌年2月中旬までの国内死者数は190人を超えた。 8月、東京地裁を皮切りに全国で裁判員制度が開始。初の裁判員裁判は無職の男が女性を刺殺した事件。抽選で選出された裁判員は女性5人、男性1人。裁判3日目に女性裁判員が体調不良のため、男性裁判員が1人補充され、裁判4日目に懲役15年の刑が言い渡された。 スポーツでは原辰徳監督率いるサムライジャパンがWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)第2回大会決勝で、韓国と対戦。5-3で優勝連覇。イチロー、ダルビッシュ有、田中将大らが活躍。 大相撲では白鵬が年間86勝の新記録を打ち立て、4度目の全勝優勝。ボクシングでは、亀田興毅が2階級制覇。 6月、世界的スーパースター、マイケル・ジャクソンの突然の訃報。翌月にはロンドン公演も控えていただけに、多くのファンが耳を疑った。“キング・オブ・ポップ”と称されたマイケルの自宅前には大勢のファンが追悼に集まった。 芸能界でお騒がせニュースとなったのは、酒井法子の逮捕劇。現在、酒井はディナーショー等で活躍。昨年7月には「子ども健全育成大使」に就任。 またこの年、本木雅弘が納棺師役を熱演した映画『おくりびと』が第81回米アカデミー賞・外国語映画賞を受賞。 ベストセラーでは村上春樹の『1Q84』。ヒット商品には燃費のよい『プリウス』(トヨタ自動車)、スイーツでは『堂島ロール』(モンシェール)が女性たちに大人気。この年の流行語は「政権交代」「こども店長」「草食男子」など。■平成21年の主な出来事1月20日 米・バラク・オバマ大統領が就任3月24日 原辰徳監督率サムライジャパンがワールド・ベースボール・クラシックで連覇3月28日 ETC搭載車対象の地方高速休日1000円乗り放題に4月5日 北朝鮮がミサイル発射実験。2段目が日本上空を通過し太平洋上に落下5月2日 忌野清志郎が死去(享年58)6月7日 ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで全盲の辻井伸行が優勝6月11日 WHOが新型インフルエンザのパンデミック宣言6月25日 マイケル・ジャクソンが急死(享年50)8月3日 裁判員裁判が東京地裁で開廷8月3日 大原麗子が死去(享年62)8月16日 ジャマイカのウサイン・ボルトがベルリンで開催の世界陸上男子100m決勝で世界新記録をマークして優勝8月30日 衆議院で民主党が308議席を獲得し、自民党に圧勝11月10日 千葉市川市での英国人女性死体遺棄の容疑で指名手配中の市橋達也を逮捕11月11日 行政刷新会議の事業仕分けがスタート※女性セブン2019年2月7日号
2019.01.30 07:00
女性セブン

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