芸能

篠原涼子&渡辺直美対談 制服シーンカットで監督に抗議

篠原涼子と渡辺直美が映画『SUNNY』撮影秘話語る 

 ギャル全盛の1990年代、安室奈美恵に憧れたあなたも、SNSに翻弄されながらも現代を生き抜くあなたも、世代を問わず楽しめる映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(8月31日公開)。笑いあり、涙あり、そして懐かしさもある作品の魅力とは。同作に出演する篠原涼子(45才)と渡辺直美(30才)が対談した。

篠原:『SUNNY』で印象に残るシーンといえば、やっぱり、あのカットじゃない?

渡辺:あぁ~…(苦笑)。本当は大人チームが女子高生の制服姿でカラオケを歌うシーンがあったんですよ。ケーキもいっぱい食べて、アドリブでしゃべりまくって、朝から晩までかかって。それが全~部カット!

篠原:大根仁監督から「必要ないと思ったんで」ってあっさり言われて。えー、楽しみにしてたのにっていう(笑い)。

渡辺:もうこれは本当に、大根監督への正式な文句です(笑い)。

篠原:でも「いい作品になる!」っていう感覚は撮影初日からありました。ダンスシーンがいいんだよね。長男も映画を観てくれたんだけど、「今まで観た映画の中でいちばん面白い」って言ってもらいました。まだ10年しか生きてないけど(笑い)。子供でも楽しめる映画です。

渡辺:えー、すごい素敵! 篠原さんって1990 年代当時、バリバリに活躍されていた“向こう側”の人ですけど、当時どんな感じでした?

篠原:すごく歌手をやりたかったので歌えるだけで幸せだったけど、歌っては次の現場で歌ってっていうのを繰り返していて、毎日寝不足で。寝ながらメイクしてもらったり、しゃべってるけど寝てるって感じだったな(苦笑)。

渡辺:今でも『恋しさと せつなさと 心強さと』をカラオケで歌われたりします?

篠原:うん、子供たちから歌ってって言われるとね。YouTubeで検索されて、歌ってたことがバレてるから逃げられない(笑い)。この間のママ友会では私が恥ずかしがったら、代わりに息子が歌ってくれたけど。

渡辺:いい話ですね~。私の思春期ってコギャルじゃなくて、その下のヤマンバギャル世代なんですけど、なんでしょう、自分たちがいちばん強いと思ってましたね。ファミレスでバイトしている時は、16才なのに店長にもガンガンタメ口で注意してましたし(笑い)。今思うと、大人がどれだけ我慢してくれてたんだろうって思います(苦笑)。

篠原:今ってSNSがあるから会わなくてもコミュニケーションが取れる。私たちの時代はポケベルもないから会わないと何も始まらなかった。この作品を観て、人と触れ合う楽しさを感じてもらえたらいいなって思います。

『SUNNY 強い気持ち・強い愛』
 1990年代、夢と刺激を謳歌していた女子高生6人組“SUNNY”。20年以上の時を経て、専業主婦の奈美(篠原)は仲間を再集結しようと奮闘する。当時流行したTKサウンドやファッションにも要注目の、笑って泣ける青春音楽映画。8月31日公開。

撮影/SASU TEI

※女性セブン2018年9月13日号

関連記事

トピックス

大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大ヒット中の映画『4月になれば彼女は』
『四月になれば彼女は』主演の佐藤健が見せた「座長」としての覚悟 スタッフを感動させた「極寒の海でのサプライズ」
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
華々しい復帰を飾った石原さとみ
【俳優活動再開】石原さとみ 大学生から“肌荒れした母親”まで、映画&連ドラ復帰作で見せた“激しい振り幅”
週刊ポスト
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
死体損壊容疑で逮捕された平山容疑者(インスタグラムより)
【那須焼損2遺体】「アニキに頼まれただけ」容疑者はサッカー部キャプテンまで務めた「仲間思いで頼まれたらやる男」同級生の意外な共通認識
NEWSポストセブン
学歴詐称疑惑が再燃し、苦境に立つ小池百合子・東京都知事(写真左/時事通信フォト)
小池百合子・東京都知事、学歴詐称問題再燃も馬耳東風 国政復帰を念頭に“小池政治塾”2期生を募集し準備に余念なし
週刊ポスト
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏による名物座談会
【江本孟紀×中畑清×達川光男 順位予想やり直し座談会】「サトテル、変わってないぞ!」「筒香は巨人に欲しかった」言いたい放題の120分
週刊ポスト
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
ホワイトのロングドレスで初めて明治神宮を参拝された(4月、東京・渋谷区。写真/JMPA)
宮内庁インスタグラムがもたらす愛子さまと悠仁さまの“分断” 「いいね」の数が人気投票化、女性天皇を巡る議論に影響も
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン