一般的なテストや試験では、当然、他の人の答案を見ることはできない。試験中に見ようとすれば、カンニングになってしまう。このため、この知識は役に立たないだろう。でも、別のケースで活用できることがある。
あるパーティーに出席したところ、余興でクイズ大会が開かれることになった。クイズの出題は択一形式で、パーティーの参加者全員が回答する。正解者が勝ち残って、次のクイズに挑戦する。こうして、最後まで勝ち残った1人が優勝者となり、豪華な賞品がもらえる──というものだ。
あなたが、このクイズ大会の参加者だったとしよう。クイズの序盤で、まだ回答者の数がそこそこ残っている場合、今回紹介した「多数派の選択肢を選ぶ」という技が使えるはずだ。
つまり、答えがわからないときには、とりあえず、最も多くの人が選んだ選択肢を選んでおくことで勝ち残る可能性が高まると考えられるのだが、いかがだろうか。