芸能

『太陽にほえろ!』 浅野ゆう子が放った裕次郎仰天の一言

石原裕次郎を驚かせた一言とは?

 現在、テレビ界では“刑事モノ”が大人気。近年の刑事ドラマでは女性の活躍が目立つが、黎明期での扱いは異なっていた。1961年に『七人の刑事』(TBS系)と、『特別機動捜査隊』(NETテレビ=現・テレビ朝日系)が始まり、お茶の間の人気を博したが、捜査一課は男性ばかりだった。1972年から1986年まで放送された『太陽にほえろ!』で初めて本格的な女性刑事が誕生する。プロデューサーを務めた岡田晋吉氏が振り返る。

「刑事ドラマを視聴者にとり身近なものにしたかった。そして長く続けるのが最大の目標だったんですが、出演者が男ばかりだと女性視聴者の興味を引かない。でも当時は現実の警察にも女性刑事は存在しなかったので、少年課の役として登場させ、しばらくしてから女性刑事に昇格させました。大映から(番組制作に関わった)東宝に移籍した関根恵子(現・高橋惠子)さんにお願いしました」

 関根演じる内田伸子刑事は、やがて松田優作演じるジーパン刑事と恋に落ちて婚約に至る。その矢先、ジーパンは凶弾に倒れた。111話「ジーパン・シンコその愛と死」(1974年放送)は刑事ドラマ史に残る名エピソードだ。

「優作を幸せの絶頂で殉職させれば感動が強くなると思ったんです」(岡田氏)

『太陽にほえろ!』の大ヒットで、刑事ドラマブームが再熱する。プライム帯で週11本もの刑事ドラマがあった1975年5月、『Gメン‘75』(TBS系・1975年~1982年)が始まった。映画監督の樋口尚文氏が話す。

「藤田美保子さん演じる響圭子は、素朴で庶民的なシンコと異なり、アクションシーンも見事にこなし、国際刑事警察機構にも顔が利くという実務にも長けた刑事だった」

関連記事

トピックス

元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
伊勢ヶ濱部屋に転籍した元白鵬の宮城野親方
元・白鵬の宮城野部屋を伊勢ヶ濱部屋が“吸収”で何が起きる? 二子山部屋の元おかみ・藤田紀子さんが語る「ちゃんこ」「力士が寝る場所」の意外な変化
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。  きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。 きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
NEWSポストセブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン