芸能

Koki,への「ゴリ押し」批判は的外れ、広告業界「勝ち馬理論」

Koki,多用は“商売重視”との見方

 木村拓哉(45才)と工藤靜香(48才)の次女でモデルのKoki,(15才)が、ファッション誌『エル・ジャポン』の表紙を飾り、高級ブランド・ブルガリとシャネルのアンバサダーに就任。さらには新聞協会が行った「新聞週間」のための74バージョンある広告にも登場した。

 デビュー以来圧倒的な注目を浴びる彼女だが、10月17日のNEWSポストセブンには『Koki,「親の七光り」との批判に「海外では当たり前」の声』という記事が登場。記事では、彼女に寄せられる批判に対し、ファッションジャーナリストの宮田理江さんが、ジョニー・デップの娘も17才でシャネルのCMモデルを務めたとし、「親の七光り」は海外でも当たり前と捉えられているなどと解説した。

 これに対しては「ここは日本だ」や「親の七光りというよりはゴリ押し」「提灯記事」といった批判的コメントがネットには書き込まれた。一方、「まっとうな記事」や「結果がすべて」「日本は息苦しいので海外で活躍すべき」といった意見もあった。

 この「ゴリ押し」とは、露出が「不自然に多い」と感じた時によく出る言葉だが、広告会社・博報堂出身の編集者である中川淳一郎氏は「広告業界的にはよくあることで、ゴリ押しというよりはコスパがいい、という判断になる」と語る。

「広告主が求めるのは、広告に出ること自体がニュースになり、人々の口の端にのぼる人物です。Koki,さんの場合は5月に露出し始めたわけですが、あれから5か月、今でもその状態が続いています。広告主が広告会社にキャスティングの相談をする場合は『誰がニュース価値があるか』という観点を要求するもの。現状彼女がその力を持っているということです。ただし、ニュースにならなくなったら自然とオファーは減っていきます。『ゴリ押し』というよりは『勝ち馬に乗れ』ということではないでしょうか」(中川氏)

◆Koki,から連想される2010年のアノ女性

 また、芸能事情に詳しいライターの渡辺和代氏は、Koki,には圧倒的な知名度がありつつも、芸能人としての「色」がないことが広告に使い勝手がいいと語る。木村と工藤の娘という色はあるものの、それほど喋りが多くないことや「代表作」ともいえそうな映画やドラマがないため、まだイメージがついていないのが利点だというのだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

岡田監督
【記事から消えた「お~ん」】阪神・岡田監督が囲み取材再開も、記者の“録音自粛”で「そらそうよ」や関西弁など各紙共通の表現が消滅
NEWSポストセブン
成田きんさんの息子・幸男さん
【きんさん・ぎんさん】成田きんさんの息子・幸男さんは93歳 長寿の秘訣は「洒落っ気、色っ気、食いっ気です」
週刊ポスト
愛子さま
【愛子さま、日赤に就職】想定を大幅に上回る熱心な仕事ぶり ほぼフルタイム出勤で皇室活動と“ダブルワーク”状態
女性セブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
嵐について「必ず5人で集まって話をします」と語った大野智
【独占激白】嵐・大野智、活動休止後初めて取材に応じた!「今年に入ってから何度も会ってますよ。招集をかけるのは翔くんかな」
女性セブン
行きつけだった渋谷のクラブと若山容疑者
《那須2遺体》「まっすぐ育ってね」岡田准一からエールも「ハジけた客が多い」渋谷のクラブに首筋タトゥーで出没 元子役俳優が報酬欲しさに死体損壊の転落人生
NEWSポストセブン
不倫騒動や事務所からの独立で世間の話題となった広末涼子(時事通信フォト)
《「子供たちのために…」に批判の声》広末涼子、復帰するも立ちはだかる「壁」 ”完全復活”のために今からでも遅くない「記者会見」を開く必要性
NEWSポストセブン
前号で報じた「カラオケ大会で“おひねり営業”」以外にも…(写真/共同通信社)
中条きよし参院議員「金利60%で知人に1000万円」高利貸し 「出資法違反の疑い」との指摘も
NEWSポストセブン
二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【ケーキのろうそくを一息で吹き消した】六代目山口組機関紙が報じた「司忍組長82歳誕生日会」の一部始終
NEWSポストセブン
品川区で移送される若山容疑者と子役時代のプロフィル写真(HPより)
《那須焼損2遺体》大河ドラマで岡田准一と共演の若山耀人容疑者、純粋な笑顔でお茶の間を虜にした元芸能人が犯罪組織の末端となった背景
NEWSポストセブン