ライフ

今時の納骨堂選びの注意点 経営状態やお参り方法の確認を

都心では納骨堂が急増

「無縁墓問題」や、「お墓不足問題」が顕在化する中で、人気を集めているのが「納骨堂」という選択肢だ。かつてはネガティブな印象を持たれがちだったが、そのイメージはガラリと変化しているという。

 都心に新しいスタイルの納骨堂が急増している。たとえば、機械でお骨を運ぶスタイルの納骨堂は「自動搬送式」と呼ばれるが、都内でこの5年間のうちに約5倍、30か所に増えたという。「仏壇型」「ロッカー型」など選択肢もあり、ひときわ豪華な個室を備えるところもある。富裕層にとって「高級納骨堂こそステータス」という時代が来ているのかもしれない。『いまどきの納骨堂』(小学館刊)を上梓したノンフィクションライターの井上理津子氏が案内する。

 * * *
 納骨堂を選ぶ際には、注意点もある。重要な指針となるのが、納骨堂の経営状態だ。経営難を理由に「年間管理費(護持費)」が値上げされるケースがあり得る。契約書に記載された年間管理費の有効期限を確認したり、販売担当者に尋ねる必要がある。

 自動搬送式や仏壇型、ロッカー型の納骨堂は、いずれも年間約8000~1万5000円ほどの管理費がかかる。

 オープンしたばかりの納骨堂の場合、「目安として月80基売れているか、という初速の数字は、今後の経営の指針になる」(業界関係者)という意見も聞いた。不動産経営と同様に“空室”が多いことは、経営状態の悪化に直結しかねない。

 買った後の「お参り」をどうしたいかも確認しておきたい。

関連キーワード

関連記事

トピックス

愛子さま
【愛子さま、日赤に就職】想定を大幅に上回る熱心な仕事ぶり ほぼフルタイム出勤で皇室活動と“ダブルワーク”状態
女性セブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
行きつけだった渋谷のクラブと若山容疑者
《那須2遺体》「まっすぐ育ってね」岡田准一からエールも「ハジけた客が多い」渋谷のクラブに首筋タトゥーで出没 元子役俳優が報酬欲しさに死体損壊の転落人生
NEWSポストセブン
嵐について「必ず5人で集まって話をします」と語った大野智
【独占激白】嵐・大野智、活動休止後初めて取材に応じた!「今年に入ってから何度も会ってますよ。招集をかけるのは翔くんかな」
女性セブン
不倫騒動や事務所からの独立で世間の話題となった広末涼子(時事通信フォト)
《「子供たちのために…」に批判の声》広末涼子、復帰するも立ちはだかる「壁」 ”完全復活”のために今からでも遅くない「記者会見」を開く必要性
NEWSポストセブン
前号で報じた「カラオケ大会で“おひねり営業”」以外にも…(写真/共同通信社)
中条きよし参院議員「金利60%で知人に1000万円」高利貸し 「出資法違反の疑い」との指摘も
NEWSポストセブン
二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
昨年ドラフト1位で広島に入団した常広羽也斗(時事通信)
《痛恨の青学卒業失敗》広島ドラ1・常広羽也斗「あと1単位で留年」今後シーズンは“野球専念”も単位修得は「秋以降に」
NEWSポストセブン
品川区で移送される若山容疑者と子役時代のプロフィル写真(HPより)
《那須焼損2遺体》大河ドラマで岡田准一と共演の若山耀人容疑者、純粋な笑顔でお茶の間を虜にした元芸能人が犯罪組織の末端となった背景
NEWSポストセブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【ケーキのろうそくを一息で吹き消した】六代目山口組機関紙が報じた「司忍組長82歳誕生日会」の一部始終
NEWSポストセブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
元工藤會幹部の伊藤明雄・受刑者の手記
【元工藤會幹部の獄中手記】「センター試験で9割」「東京外語大入学」の秀才はなぜ凶悪組織の“広報”になったのか
週刊ポスト