後日、お会いしたときに、「私、余計なこと言っちゃって悪かったかしら」とおっしゃるので、「先生の単刀直入なご意見がみんなの力になります。とてもありがたかったです」と申し上げたんです。

 ふく子先生のお考えでは、明治座という大きな器でやる以上、朗読だけでは伝わりにくい。私を含めて4人の俳優は芝居もやってほしい、と。短すぎてもお客さんは不満足ですし、ある程度の長さはほしい。ビジュアルの面でも満足していただきたい。飽きさせないように、衣装は、とっかえひっかえは無理でも少しずつ装いを変えて、照明も工夫して、最後は愛子先生の「あとがき」をそのまま読む予定で。音楽は、尺八の藤原道山さんの生の演奏というぜいたくな朗読劇です(東京公演のみ)。

◇朗読劇『九十歳。何がめでたい』開催情報

・11月30日、12月1日=明治座 ・12月2日=富山県民会館・
・12月13日=グランシップ中ホール・大地 ・12月17日=新歌舞伎座 ・12月20日=ホクト文化ホール ・12月22日=刈谷市総合文化センター大ホール ・12月24日=やまぎんホール

※女性セブン2018年11月29日・12月6日号

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