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2018.11.18 07:00  女性セブン

重病で死亡説流れた三田佳子に佐藤愛子氏が長文「遺言」送る

佐藤愛子氏から三田佳子に届いた長文の「遺言」とは?(撮影/黒石あみ)

 128万部を突破する昨年最大のベストセラー『九十歳。何がめでたい』がこのたび、朗読劇になった。先日95才になった著者・佐藤愛子さんを演じるのは、77才の女優・三田佳子さん。実は佐藤さんを口説き落とし、演出を石井ふく子さん(92才)に頼み、今回の舞台を実現させたのは他ならぬ三田さんだ。「先生の生き方は私のあこがれで、50年前からずっと演じてみたかったんです」と言う三田さんが、佐藤さんと本書の魅力を語り尽くした。

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〈石井ふく子さんに演出してもらうことが決まり、佐藤愛子さんも舞台化を快諾。しかし、そんなところで三田さんの身にまさかの事態が…〉

 その後、私が頸椎硬膜外膿瘍(けいついこうまくがいのうよう)という病気になりまして。即入院、手術となって、手術は無事にすんだんですが、2か月以上も入院することになりました。

〈ハンマーで殴られたような原因不明の痛みが2か月近く続き、精密検査したところ、膿瘍が脊髄を圧迫していたことがわかった。自身の大腿骨の骨を移植する大手術で、ネットに「死亡」説が流れたため、首を固定してベッドに横たわる入院中の姿をブログにアップした。一時は四肢のまひも覚悟したという。〉

 まさか自分の身にそんなことが起こるとは思ってもいませんでした。愛子先生も大変、心配してくださって、「病院は退屈でしょうから、あえてダラダラ書いた手紙をあなたに出すわ」って、長文のお手紙をくださいましてね。「これは私の遺言だからね。あなたは一生懸命やりすぎる人だから、一生懸命やりすぎないで、大事にすることを忘れないようにしてね。でも、どんなことがあっても、役者は最後までやめないでね。あなたにはそれが向いているんだから」って、私を鼓舞して力づけてくださった先生のお手紙を毎日、二度、三度読み返しながら、何とか乗り切って、昨年末に退院することができました。

 愛子先生が案じてくださったとおり、エッセイからホン(脚本)をつくるのは、小説と違って確かに大変です。石井ふく子先生と、脚本の黒土三男さんとで、何度も何度も何度も書き直して、ようやく形になったものを、つい先日、ふく子先生に私もお供して、愛子先生のお宅に伺って読んでいただいたんです。先生は「ここはどういうふうにしてあるの? こんな文章、私は書いたかしらね」って、すごく真剣に向き合って、気づいたことをいろいろ言ってくださいました。

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