ビジネス

中高年の哀しみただよう サラリーマン川柳傑作選10

サラリーマンはつらいよ(写真:アフロ)

 毎年数々の名作が誕生する「サラリーマン川柳」。歴代の優秀作品を眺めていくと、そこには世代間のギャップが表れている。これぞ、という作品を一挙紹介する。
【括弧内は雅号。寸評はネットニュース編集者の中川淳一郎氏】

●どうなった? 「確認します」はやってません(2015年、受け流し丸)

「確認します」とか「了解しました」とか「承知しました」とか若者はやたらと丁寧なのだが、丁寧な言葉遣いだったらサボりが許される、と考える人への苛立ちが感じられる良い句です。

●気付いてよ 既読スルーも 返事なの(2014年、現代っ子)

 最近のオッサンはなまじっかスマホなんてもんを持ってしまったため、LINEの返事を1時間しないだけで「俺を低く見やがって!」と怒る。既読スルーにより「メッセージ伝わった」でいいじゃないですか。

●部下の言う 「課長やばい」は 褒め言葉(2015年、無粋上司)

「やばい」が褒め言葉っていうのはもしかしたらオッサンのセンスかもしれませんよ。2000年代前半に世間を騒がせた「スーパーフリー」の代表の決めゼリフは「アツい、ヤバい、間違いない」で、彼は現在44歳。

●ゆとりでしょ? そう言うあなたは バブルでしょ?(2016年、なおまる御前)

 いやはや、レッテルを貼られた者同士のいがみ合い。これは許してあげましょうよ。バブル入社組は「大量採用時代だったからバカでも入れた」と言われ、ゆとり世代も「お前らは勉強していない」と揶揄される。いっそのこと仲良くなれば?

関連記事

トピックス

永野芽郁
《不倫騒動の田中圭はベガスでポーカー三昧も…》永野芽郁が過ごす4億円マンションでの“おとなしい暮らし”と、知人が吐露した最近の様子「自分を見失っていたのかも」
NEWSポストセブン
中居正広
中居正広FC「中居ヅラ」の返金対応に「予想以上に丁寧」と驚いたファンが嘆いた「それでも残念だったこと」《年会費1200円、破格の設定》
NEWSポストセブン
協会との関係は続く?(時事通信フォト)
《協会とケンカ別れするわけにはいかない》退職した白鵬が名古屋場所で快進撃の元弟子・草野に連日ボイスメッセージを送ったワケ
週刊ポスト
「木下MAOクラブ」で体験レッスンで指導した浅田
村上佳菜子との確執報道はどこ吹く風…浅田真央がMAOリンクで見せた「満面の笑み」と「指導者としての手応え」 体験レッスンは子どもからも保護者からも大好評
NEWSポストセブン
石破首相と妻・佳子夫人(EPA=時事)
石破首相夫人の外交ファッションが“女子大生ワンピ”からアップデート 専門家は「華やかさ以前に“上品さ”と“TPOに合わせた格式”が必要」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
中村芝翫の実家で、「別れた」はずのAさんの「誕生日会」が今年も開催された
「夜更けまで嬌声が…」中村芝翫、「別れた」愛人Aさんと“実家で誕生日パーティー”を開催…三田寛子をハラハラさせる「またくっついた疑惑」の実情
NEWSポストセブン
ノックでも観客を沸かせた長嶋茂雄氏(写真/AFLO)
《巨人V9の真実》王貞治氏、広岡達朗氏、堀内恒夫氏ら元同僚が証言する“長嶋茂雄の勇姿”「チームの叱られ役だった」
週刊ポスト
現場となったマンホール
【埼玉マンホール転落事故】「どこに怒りを…」遺族の涙 八潮陥没事故を受けて国が自治体に緊急調査を要請、その点検作業中に発生 防護マスク・安全帯は使用せず
女性セブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《秘話》遠野なぎこさんの自宅に届いていた「たくさんのファンレター」元所属事務所の関係者はその光景に胸を痛め…45年の生涯を貫いた“信念”
週刊ポスト
政府備蓄米で作ったおにぎりを試食する江藤拓農林水産相(時事通信フォト)
《進次郎氏のほうが不評だった》江藤前農水相の地元で自民大敗の“本当の元凶”「小泉進次郎さんに比べたら、江藤さんの『コメ買ったことない』失言なんてかわいいもん」
週刊ポスト
川崎、阿部、浅井、小林
女子ゴルフ「トリプルボギー不倫」に重大新局面 浅井咲希がレギュラーツアーに今季初出場で懸念される“ニアミス” 前年優勝者・川崎春花の出場判断にも注目集まる
NEWSポストセブン
6年ぶりに須崎御用邸を訪問された天皇ご一家(2025年8月、静岡県・下田市。撮影/JMPA)
天皇皇后両陛下と愛子さま、爽やかコーデの23年 6年ぶりの須崎御用邸はブルー&ホワイトの装い ご静養先の駅でのお姿から愛子さまのご成長をたどる 
女性セブン