◆「74人の億当たり」を見守って
池袋西口地下街東武ホープセンター2号店(東京都豊島区)では、オープンから20年で74人の億万長者が誕生した。特に年末ジャンボに強い売り場で、過去10年で6人の億当せん者を出している。販売員歴20年という米倉靖世さん(50)は、穏やかな笑顔と丁寧な応対で大人気。
「お客様に“足を運ぶのが楽しいと思ってもらえる店”がモットーです」(米倉さん)
◆あの「当たりますように」が効いた!
大阪・ミナミにある南海難波駅構内1階売場(大阪市中央区)は、2011年から4年連続でジャンボの1等を7本出した。昨年はハロウィンジャンボで1等と前賞の4億円、年末ジャンボでは1等・前後賞合わせて10億円。今回の年末ジャンボでも10億円が出れば、2年連続の快挙だ。店長の村田紀子さん(48)が話す。
「毎月、販売員数名で地元の住吉大社に通って当せん祈願をしています。私は宝くじを売るときにはお客様の顔を見て“当たりますように”と声をかけてお渡しするようにしています。“こないだ買った宝くじ、当たったよ!”と声をかけてもらえた時が、一番嬉しいですね」
◆「億万長者への近道」の先で待つ福娘
「四国一」の呼び声が高いまつちかCC(愛媛県松山市)は、松山市駅の地下街にある。売り場へは、「億万長者への近道」と書かれた地下街入口から足を運ぶ。売り場前のベンチには「幸・福・宝」の3文字が染め抜かれたクッション『億(おク)ッション』が置かれていて、ここに腰掛けて当せん祈願する人も多いという。
「2003年以降、ジャンボで合計約32億円を出しているのが自慢です。昨年の年末ジャンボミニ、今年のドリームジャンボミニでも1等を出していて、高額当せんのパワーはまだまだ続いています」(平井裕史店長)
販売員をまとめるリーダー格が玉井美紀さん(54)。
「お年寄りのお客さまが多いので、商品をわかりやすく紹介することに力を入れています」