スポーツ

競馬で「ルメールを買わない」選択をすべきレースとは

リーティングジョッキーはあえて外すべし?

 今年の騎手リーディング争いは、C・ルメールが独走。最後の開催を残して、2位M・デムーロに60勝近い差をつける199勝。勝率2割7分、連対率4割4分という数字は「当てたい」ファンには頼もしい限りだ。競馬歴40年のライター・東田和美氏が、ルメールを「買わない」ほうが勝てる確率が上がるレースについてお届けする。

 * * *
 武豊騎手が年間212勝という新記録をつくったのは2005年。ディープインパクトでは三冠を獲得、最終日の有馬記念でも単勝1.3倍と支持を集めたが2着。ディープインパクトが日本馬に敗れたのは、後にも先にもこのレースだけだ。勝ったハーツクライに乗っていたのが、短期免許での来日を始めて3年目のルメール。この時26歳、JRAの重賞初勝利だった。通年免許を取得して2年目の2016年、戸崎圭太と最終日までのデッドヒートの末、1勝の差で涙を飲んだルメールは、昨年初のリーディングジョッキーに。

 今年も6月までM・デムーロにリードされていたものの、7月以降猛ダッシュ。GI8勝を含む重賞20勝。有力馬の騎乗依頼は、東西かかわらずますます増え、ルメールのスケジュールに合わせてローテーションを決めたり、新馬のデビューを決めたりすることも多い。そして、その期待にきっちり応えている。

 ただ、ルメールの騎乗馬を漠然と買っているだけでは「儲ける」ことはできない。

 ルメールは騎乗機会の半数近くが1番人気、これに2番人気を加えると実に7割以上にも及ぶ。1番人気馬に乗った時の勝率は3割9分、2番人気に乗った時の勝率も2割6分と高率だ。勝率が人気とともに落ちるのは当然だが、3番人気だった場合、1割に満たなくなる。

関連記事

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
女性セブン
山下智久と赤西仁。赤西は昨年末、離婚も公表した
山下智久が赤西仁らに続いてCM出演へ 元ジャニーズの連続起用に「一括りにされているみたい」とモヤモヤ、過去には“絶交”事件も 
女性セブン
日本、メジャーで活躍した松井秀喜氏(時事通信フォト)
【水原一平騒動も対照的】松井秀喜と全く違う「大谷翔平の生き方」結婚相手・真美子さんの公開や「通訳」をめぐる大きな違い
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン