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2018.12.10 16:00  週刊ポスト

便秘に悩んでいた男性 内視鏡検査で大腸がんが判明

便秘の解消を促す姿勢

「これは『排便回数の減少』、または『排便困難』がある状態ということです。排便回数については、週3回未満になると便秘とされています。便が固くなり、いきんでもなかなか便が出て来ないのが『排便困難』です。固い便の欠片が直腸内に残ると非常に不快な“残便感”が続きますから、一日に何回もトイレに行くことになる。これらのような特徴が見られたら、慢性便秘症でしょう」(同前)

 ここで“たかが便秘”と軽く考えていると、冒頭のA氏のように命に関わる事態に陥ることもある。しらはた胃腸肛門クリニック横浜院長の白畑敦氏が解説する。

「便秘の種類は『器質性便秘』と『機能性便秘』の2つに大きく分けられます。『器質性』とは、大腸がんや腸の捻じれ(腸捻転)、ポリープといった、内視鏡などによって直接確認できる病気や異常が原因となっている便秘のこと。手術が必要な場合もあります。対して『機能性』とは、腸の働きが鈍いとか、便意の感覚が弱いとか、目に見えない原因による便秘のことで、こちらは薬で改善できる可能性がある。

 若い人はほとんど『機能性』ですが、高齢者の場合は『器質性』が多い。なので、私は便秘外来の患者さんに対しては、基本的にまず大腸カメラを撮らせてもらっています。もし器質的な原因が見つかれば、すぐに対応を考えなくてはならない」

 大腸がんによる便秘の特徴として、“便に血が混じる”ことが挙げられる。しかし便の色や形で、危険な便秘かどうかを自分で見分けることは難しいため、便秘外来があるクリニックにかかるのがよいという。

※週刊ポスト2018年12月21日号

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