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作業服業界が好調 「ワークマンブーム」顕在化の背景

低価格・高機能で着心地もいいワークマンコーデ

 まず、ワーキングユニフォームのカジュアル化・ファッション化です。現場作業員のための服であるワーキングユニフォームにカジュアル化・ファッション化の波がジワジワと押し寄せていたのです。

 これは売る側と買う側の需給関係によるものです。まず、買う側は仕事が終わってから飲みに行くのに、「やっぱりカッコイイ服の方が良い」と思い、常日頃からオシャレな作業着の登場を望んでいました。一方、売る側からすると「カジュアル化・ファッション化した商品は少々高くても売れるし、客単価アップにもつながる」と考えていました。

 ワーキングユニフォームは仕事のための必需品でなおかつ消耗品でもあります。酷暑・厳寒時の野外作業から体を守るため、極めて高機能であることが求められます。また、必需品で消耗品であることから低価格であることが求められます。嗜好品であるオシャレ着とは異なるのです。だれも着たくて着ているわけではないですから、買い替えが発生することを考えると安ければ安いほど喜ばれるのです。

 ですからワーキングユニフォームはもとから高機能・低価格で、ワークマンに限らず自重堂やクロダルマ、コーコス信岡などといった大手ワーキングユニフォームメーカーの商品は基本的にすべて高機能・低価格なのです。

 一方、カジュアル業界は長引くアパレル不況を脱するための「高機能化」が進んでいました。特にメンズ服はカジュアルに限らず、スーツも高機能化しつつあります。メンズは基本的にうんちく好きなので、そういう「高機能性」に惹かれやすい素地があります。しかし、それ以前にカジュアルはもとがワーキングと親和性が高いという背景もあります。

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