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運転中の歩行者見落とし、夜の街灯がぼやける目の病気は

運転中にわかる「目の病気の兆候」は

 運転中に歩道にいる歩行者に気づかず、急に目の前に現われたので“突然急ブレーキ”という場合は、「視野が欠ける緑内障や網膜剥離が疑われます」(吉祥寺森岡眼科院長の森岡清史医師)。

 同じような速さで走っている車は見えるのに、歩行者は見落としがちというケースは、動体視力の低下かもしれない。

「加齢により対象にピントを合わせる毛様体筋の働きが悪くなることが原因。ものを追いかける力である動体視力が落ちており、特に異なる速度のものが見えにくくなっていると考えられます」(森岡医師)

 遠くの景色がぼやけて見えるのは近視の特徴的な症状だが、近くてもそうだとすると要注意だ。

「部屋の照明などでもぼやけて見える場合は、網膜に障害が生じる加齢黄斑変性などの視力を下げる病気の可能性があります。進行すると視界が歪んで見えるようになります」(二本松眼科病院の平松類医師)

 冬の寒さと乾燥のおかげで気づきやすくなる予兆は多い。痛い目をみないよう日々の生活に注意したい。

※週刊ポスト2019年1月1・4日号

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