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2019.01.15 07:00  NEWSポストセブン

若者のクルマ離れ 女性が簡単に運転できることが大きいか

◆パワステの登場

「いや、それだけじゃないよ。パワステの登場は、運転に力がいらなくなった訳で、女性の自動車運転への進出を大きく促進したはずだ」と、ある自動車メーカーに勤務する男性は言います。

 パワステと言っても、装備されていないクルマを運転した経験は、40歳代以上でないとないでしょう。パワーステアリング装置は、ハンドルを回す力を補助するもの。低速で運転していても、軽く片手でハンドルを回して方向転換できるのは、このパワステのおかげです。それまでは、低速でハンドルを回すのは力作業だったのです。

 パワステが装備されたのは、日本では1970年登場のトヨタ「クラウン」が最初と言われています。当初は高級車用の特別装備だったものが、1980年代に入ると大衆車にも普及し、1990年代になると軽自動車にも標準装備されるようになりました。

◆カーナビの登場

 カーナビが登場したのは1980年代ですが、当時のものは高額だったうえに精度も悪く、なかなか普及しませんでした。ところが、1990年代に入って、GPSが搭載され位置情報の精度が一気に向上したことで、購入する人が増えました。

 さらに1996年には道路の混雑情報をリアルタイムに表示できるVICS61というサービスが開始。そして2002年にはネットに接続する通信機能が搭載されたカーナビが登場。2017年の出荷台数は約581万台に達しており、8割近い乗用車に搭載されていると見られています。

◆オートマ、パワステ、カーナビの3点セットで何が変わったか

 ここまで見てきたように、平成時代で乗用車は大きく変化しました。自動車の運転が、難しいものから簡単なものになったのです。このことは、女性が自分で車を運転することを身近にしたのです。

 平成元年に自動車運転免許を持っていた人は、約6000万人。男女比は、男性が63.0%、女性が37.0%だった。これが平成29年になると、約8000万人。男女比は、男性が54.9%、女性が45.1%となりました。男女ともに50歳代から30歳代の免許保有率は、男女ともに90%を超しています。

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