芸能

NGT48暴行事件について元おニャン子・新田恵利に訊いてみた

大先輩の言葉は届くか

 新潟県を拠点にするアイドルグループ『NGT48』のメンバー山口真帆(23)への暴行容疑でファンの男2人が逮捕(のちに不起訴)された事件はNHKが第一報を伝え、新潟県知事も「早く事実関係が明らかになって、正常な状態に戻ってほしい」とコメントするなど、“社会問題”として波紋を広げている。

 報道によると、事件現場は山口の住むマンション内。この事実について、「昔も今も変わりませんね……」とうつむく女性がいる。1980年代に一世を風靡した『おニャン子クラブ』の新田恵利(50)だ。“グループアイドルの先輩”である新田が、アイドルとファンの距離感の難しさを語る。

「24時間365日、恐怖に震えていました。電話帳に実家の電話番号が載っていたので一日中電話はなりっぱなしで、家の近くにある駐車場はファンのたまり場になっていました。(渡辺)美奈代は『マンションの屋上にファンが住んでいる』と言っていました」

 新田と家族の留守を狙い、実家に泥棒が入ることもあった。そのたびに、服や写真を盗まれたが、それでも満足できないファンの“魔の手”が及ぶこともあった。

「私が2階の自分の部屋にいる時、誰かが家の壁をよじ登ってくる音がするんです。部屋に入ってきたらどうしようと、恐さでただただ震えるだけでした。これ以降、部屋にいることを悟られないために夜でも電気をつけず、息を潜めて暮らしていました」

 今回の事件では、運営サイドが〈メンバーの1名が、男から道で声をかけられ、(中略)推測出来るような帰宅時間を伝えてしまったことを確認しました〉と、他のメンバーの関与の可能性を説明した。さらに「グループ内に風紀の乱れがあった」という趣旨のコメントもあった。

関連記事

トピックス

“令和の小泉劇場”が始まった
小泉進次郎農相、父・純一郎氏の郵政民営化を彷彿とさせる手腕 農水族や農協という抵抗勢力と対立しながら国民にアピール、石破内閣のコメ無策を批判していた野党を蚊帳の外に
週刊ポスト
緻密な計画で爆弾を郵送、
《結婚から5日後の惨劇》元校長が“結婚祝い”に爆弾を郵送し新郎が死亡 仰天の動機は「校長の座を奪われたことへの恨み」 インドで起きた凶悪事件で判決
NEWSポストセブン
6月2日、新たに殺人と殺人未遂容疑がかけられた八田與一容疑者(28)
《別府ひき逃げ》重要指名手配犯・八田與一容疑者の親族が“沈黙の10秒間”の後に語ったこと…死亡した大学生の親は「私たちの戦いは終わりません」とコメント
NEWSポストセブン
「最後のインタビュー」に応じた西内まりや(時事通信)
【独占インタビュー】西内まりや(31)が語った“電撃引退の理由”と“事務所退所の真相”「この仕事をしてきてよかったと、最後に思えました」
NEWSポストセブン
伊勢ヶ濱部屋に転籍した元白鵬・宮城野親方
【元横綱・白鵬が退職後に目指す世界戦略】「ドラフト会議がない新弟子スカウト」で築いたパイプを活かす構想か 大の里、伯桜鵬、尊富士も出場経験ある「白鵬杯」の行方は
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問される佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
《ブラジルへ公式訪問》佳子さま、ギリシャ訪問でもお召しになったコーラルピンクのスーツで出発 “お気に入り”はすっきり見せるフェミニンな一着
NEWSポストセブン
「日本人ポップスターとの子供がいる」との報道もあったイーロン・マスク氏(時事通信フォト)
イーロン・マスク氏に「日本人ポップスターとの子供がいる」報道も相手が公表しない理由 “口止め料”として「巨額の養育費が支払われている」との情報も
週刊ポスト
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
《会社の暗部が暴露される…》フジテレビが恐れる処分された編成幹部B氏の“暴走” 「法廷での言葉」にも懸念
NEWSポストセブン
渡邊渚さんが性暴力問題について思いの丈を綴った(撮影/西條彰仁)
《渡邊渚さん独占手記》性暴力問題について思いの丈を綴る「被害者は永遠に救われることのない地獄を彷徨い続ける」
週刊ポスト
 6月3日に亡くなった「ミスタープロ野球」こと長嶋茂雄さん(時事通信フォト)
【追悼・長嶋茂雄さん】交際40日で婚約の“超スピード婚”も「ミスターらしい」 多くの国民が支持した「日本人が憧れる家族像」としての長嶋家 
女性セブン
母・佳代さんと小室圭さん
《眞子さん出産》“一卵性母子”と呼ばれた小室圭さんの母・佳代さんが「初孫を抱く日」 知人は「ふたりは一定の距離を保って接している」
NEWSポストセブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
《レーサム創業者が“薬物付け性パーティー”で逮捕》沈黙を破った奥本美穂容疑者が〈今世終了港区BBA〉〈留置所最高〉自虐ネタでインフルエンサー化
NEWSポストセブン