芸能

市川海老蔵 團十郎白猿襲名で「名前が長すぎ」議論発生

前例がない襲名

 江戸時代からおよそ350年にわたって受け継がれる大名跡「市川團十郎」の“リニューアル”に、歌舞伎界が戸惑っている。

 歌舞伎俳優・市川海老蔵(41)が、2020年5月に「團十郎」を襲名することが発表され、1月14日に歌舞伎座で行なわれた襲名会見には新聞・テレビをはじめ300人もの報道陣が詰めかけた。その海老蔵の口上に、記者たちは首を傾げたという。

「このたびわたくし『十三代目市川團十郎白猿』を襲名させていただく運びと相成りましてございます」

 白猿? 海老蔵は今回の襲名にあたり、かつて五代目團十郎が後継に譲った後に俳名(俳句を詠む際に使う名)として名乗った「白猿」の名を後ろに付け加えるという。

 この名前については、会見を仕切る松竹の担当者と報道陣の間でも舞台裏で議論が起きていた。

──過去に團十郎のあとに名前が付いたことは?

「ないです。かなり斬新ですよね(苦笑)。團十郎十三代の歴史で初めてです」

──報道の時には「市川團十郎白猿」とフルネーム表記しないといけない? 読者には分からないし、長くてスペースに入らない。

「海老蔵さんがその名を名乗ると言っているのですから、こちらとしてはすべて入れていただきたい、というのがお願いです」

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