ビジネス

ツイッター寄付に賛辞 前澤社長は「SNS売名」の天才か

前澤社長はSNS売名の天才?

 近頃、ツイッター上で何かと話題を提供しているZOZOの前澤友作社長(43歳)。「お年玉」企画として、ツイッターフォロワー合計1億円をプレゼントしたかと思えば、重病の3歳児を助けるために寄付し、注目を集めた。

 前澤社長が寄付したのは、血液を循環させられなくなる「拡張型心筋症」という病気を患う“おうちゃん”こと上原旺典(おうすけ)くん(3歳)。助かるにはアメリカで心臓移植をするしかなく、目標額の3億5000万円までは2億円近く足りていなかった。

 きっかけとなったのは『サンデー・ジャポン』(TBS系)で放送されたおうちゃんの密着ドキュメント。この番組でおうちゃんの存在を知った前澤社長は、ツイッターのRT1件につき10円を付け加え寄付すると宣言。約7日間で51万RTを達成した。

 前澤社長の拡散の効果もあって、おうちゃんの心臓移植に向けた資金集めは目処が付きそうだという。

 未来ある子供の命を救う手助けをした前澤社長だが、一部からは「売名行為だ」「(おうちゃんだけを救うのは)不公平だ」などといった批判の声も聞こえてくるのも事実だ。

 NEWSポストセブンでは、『前澤社長が援助した3才児の両親「不公平という声もわかる」』との記事で、おうちゃんの両親に取材。前澤社長に対する批判的な声について、父親の良太さんは、

「不公平だという気持ちは痛いほどわかります。でも、ただただ旺典を助けたい。前澤さんの行動に対していろんなご意見があったことは承知していますが、おかげで多くのかたが旺典を知ってくださったこともあり、目標額を集めることができた。本当に感謝しきれません…」

 と、率直な気持ちを述べている。

 このようなコメントを受けたからか、ネット上でも前澤社長の行動を称賛する声が多くなっているようだ。

「売名でも偽善でも世の中のためになることができる人は素晴らしいし評価されるべきだと思う」
「手を差し伸べて何が悪い? 前澤社長はキッカケを作ってくれたのだと思う。 やれる事をやっただけ」
「不公平と思う方がいるなら、自ら行動を起こすべきです。金額の大小ではないと思います。私がこの子供の親なら、感謝しかありません」
「前澤社長が困ってる人を皆んな助けるのは確かに無理がある。でもこの行動で気づかされて金額自体は少なくても募金などをした人も多少なりとも増えたとは思います」

 など、前澤社長の行動が、世の中に好影響を与えているとの意見が多い。

 前澤社長のような有名人は、SNSでの言動が大きく取り沙汰され、そのたびに賛否両論が巻き起こる。ネットメディア関係者はこう話す。

関連キーワード

関連記事

トピックス

“激太り”していた水原一平被告(AFLO/backgrid)
《またしても出頭延期》水原一平被告、気になる“妻の居場所”  昨年8月には“まさかのツーショット”も…「子どもを持ち、小さな式を挙げたい」吐露していた思い
NEWSポストセブン
露出を増やしつつある沢尻エリカ(時事通信フォト)
《過激な作品において魅力的な存在》沢尻エリカ、“半裸写真”公開で見えた映像作品復帰への道筋
週刊ポスト
初めて万博を視察された愛子さま(2025年5月9日、撮影/JMPA)
《万博ご視察ファッション》愛子さま、雅子さまの“万博コーデ”を思わせるブルーグレーのパンツスタイル
NEWSポストセブン
憔悴した様子の永野芽郁
《憔悴の近影》永野芽郁、頬がこけ、目元を腫らして…移動時には“厳戒態勢”「事務所車までダッシュ」【田中圭との不倫報道】
NEWSポストセブン
尹錫悦前大統領(左)の夫人・金建希氏に贈賄疑惑(時事通信フォト)
旧統一教会幹部が韓国前大統領夫人に“高級ダイヤ贈賄”疑惑 教会が推進するカンボジア事業への支援が目的か 注目される韓国政界と教会との蜜月
週刊ポスト
現行犯逮捕された戸田容疑者と、血痕が残っていた犯行直後の現場(左・時事通信社)
【東大前駅・無差別殺人未遂】「この辺りはみんなエリート。ご近所の親は大学教授、子供は旧帝大…」“教育虐待”訴える戸田佳孝容疑者(43)が育った“インテリ住宅街”
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
【エッセイ連載再開】元フジテレビアナ・渡邊渚さんが綴る近況「目に見えない恐怖と戦う日々」「夢と現実の区別がつかなくなる」
NEWSポストセブン
『続・続・最後から二番目の恋』が放送中
ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』も大好評 いつまでのその言動に注目が集まる小泉今日子のカッコよさ
女性セブン
田中圭
《田中圭が永野芽郁を招き入れた“別宅”》奥さんや子どもに迷惑かけられない…深酒後は元タレント妻に配慮して自宅回避の“家庭事情”
NEWSポストセブン
ニセコアンヌプリは世界的なスキー場のある山としても知られている(時事通信フォト)
《じわじわ広がる中国バブル崩壊》建設費用踏み倒し、訪日観光客大量キャンセルに「泣くしかない」人たち「日本の話なんかどうでもいいと言われて唖然とした」
NEWSポストセブン
北海道札幌市にある建設会社「花井組」SNSでは社長が従業員に暴力を振るう動画が拡散されている(HPより、現在は削除済み)
《暴力動画拡散の花井組》 上半身裸で入れ墨を見せつけ、アウトロー漫画のLINEスタンプ…元従業員が明かした「ヤクザに強烈な憧れがある」 加害社長の素顔
NEWSポストセブン
趣里と父親である水谷豊
《趣里が結婚発表へ》父の水谷豊は“一切干渉しない”スタンス、愛情溢れる娘と設立した「新会社」の存在
NEWSポストセブン