「有名人にとってのSNSは自身のブランディングツール。自分の考えや興味のあるものを拡散させるとともに、自分自身や所属する組織などを宣伝する効果があります。本人としては自由にSNSを楽しんでいるだけという感覚かもしれませんが、自然とブランディングをしていくこととなる。それはつまり“売名行為”ということだと言えるでしょう。前澤社長が結果的に売名行為をしているのは、当たり前のことであって、特に批判されるべきことではないと思います。その売名行為を人助けに使ったのだから、むしろ褒められるべきでしょうね」
SNSの普及によって、有名人がさらに有名になるための売名行為が手軽になったという。
「SNSが一般的になる前の時代であれば、売名行為をするためには、何か大きなメディアに登場する必要があったわけです。この場合、メディアとの共犯関係を作らなければ、売名行為ができないので、かなりハードルが高かった。でも、SNSであれば、フォロワーを相手に自分1人だけで売名行為ができる。もちろん、フォロワーが少ない場合はまったく効果がないのですが、フォロワーが多い有名人なら、共犯者となるメディアを巻き込むことなく、自分自身がメディアとなって広めたい情報を確実に広めることができる。そういう意味で、ネット上の有名人である前澤社長がツイッターで積極的に行動しているのは、まさに売名行為そのものであり、自分の価値を高める行為だと言えるでしょう。賛否両論も想定済みだろうし、SNSの使い方は見事としか言いようがないですね」(前出・ネットメディア関係者)
今後も、SNSを活用する前澤社長の“売名行為”は続いていきそうだ。