三崎容疑者は華々しい生活をInstagramにあげていた
「風評のコントロールには、かなりのカネを使っていました。ネット上のランキングを上げて、売り上げを伸ばした。だから急成長したのは事実で、記事の体裁を取るステルスマーケティングを利用したこともあります。違法ではないけど、好ましいことではない」と、語ったうえで、「でも脱税なんてしていない」と続け、北海道に住む三崎容疑者の祖父母にまで調査をかける国税の手法を批判するのだった。
ベンチャー企業には、「規模のカベ」がある。10億、50億、100億円と売り上げが伸びるに従い、同業他社との競合、大企業の圧力、そして拡大する組織のマネジメント能力が問われるようになる。
それを「ネット広告」の力でクリアした三崎容疑者は、「青汁王子」というチャラさを、「自分と会社を売る道具」にしようとし、その目立ち過ぎる言動が、国税の関心を呼んで狙われた。
公判の行方に注目したい。