働きながら年金を受け取りたい人は?
また、高齢者が離職したときの“失業手当”にあたるのが「高年齢求職者給付金」だ。雇用保険に6か月以上加入している高齢者に最高で50日分の給付金が支払われる。
年金にはこれまでそうした給付金はなかったが、今年10月の消費税増税に合わせて「年金生活者支援給付金」が創設される。65歳以上で「住民税非課税」の低所得者には年金に月額5000円(年6万円)が上乗せされて恒久的に支給されることになった。「申請すればもらえるお金」だけに、「住民税非課税世帯」を目指して年金だけで生活することを考えるケースでは、忘れずに新制度を利用したい。
※週刊ポスト2019年3月1日号