ライフ

仲睦まじいおしどり夫婦に憧れる人が住むべき都道府県は?

データは前向きに解釈すべし

 たとえば酒席で話題にのぼったとしてもどこまで「本音」かわからない。ゆえに、経験の有無や回数について人々の興味関心は尽きない。貴重な調査結果を目にしたコラムニストの石原壮一郎氏が指摘する。

 * * *
「結婚相手/交際相手以外に相手がいる」という人は、男性16.8%、女性13.6%。「1ヶ月の回数(結婚・交際相手)」がいちばん多い都道府県は鹿児島県で2.9回、いちばん少ない都道府県は神奈川県で1.6回。「経験がない」という男性は、20代34.1%、30代16.2%、40代6.5%……。

 知ったほうがよかったのか知らないほうがよかったのか、日本人の最新事情が明らかになってしまいました。2月19日、「相模ゴム工業」が、性意識調査「ニッポンのセックス2018年版」を発表。調査対象は、全国47都道府県の20~60代の男女1万4100人(1都道府県300名)です。上はその調査結果の一部ですが、そんなもんかなと納得した人もいれば、驚きを感じた人もいるでしょう。

 セックスは人生における大問題ですが、他人の事情は伺い知れないし、自分が日本人の平均と比べてどのぐらいの“立ち位置”なのかもわかりません。大人としては調査結果をどう受け止め、どう生かせばいいのか。一例として「50代、既婚男性」の視点で、調査結果に対峙してみたいと思います。

「あなたの今までの経験人数は何人ですか?」という項目で、男女全世代の平均は9.1人。男性の世代別では、50代が16.1人で最多でした。それより多い場合は「よっしゃ!」とガッツポーズし、少ない場合は「数を誇るなんて愚かなことだ」と思って平均以上の実績のヤツらに勝った気になるのがオススメです。

 ちなみに女性の世代別では、40代が7.5人で最多。40代女性にアプローチする場合は、「ボクを君の七人の侍に加えてくれないか」と言ってみると、相手が6人以下の経験しかなくて、しかもこの調査結果を知っている場合は、「あら、ちょうどいいわね」とすんなりOKしてもらえるかも。ま、都合よく両方に該当する可能性は高くはなさそうですが。

 もっとも興味深いというか、怖いけど胸おどるのが「結婚相手/交際相手以外に相手はいますか?」という項目。既婚もしくは交際相手がいる50代男性の24.5%が「いる」と答えています(1名17.7%、複数5.3%、不特定4.3%)。「いない」は75.5%でした。自分の実情と照らし合わせて、安心したり夢を抱いたりしましょう。

 いっぽう女性は、50代の14.4%、40代の17.1%、30代の17.9%が「いる」でした。大まかに言って7~8人にひとりの女性は、「貞淑」という言葉とは無縁に生きているようです。しかもセックスの回数は、男女ともに「結婚相手/交際相手」よりも「浮気相手」のほうが多め。とりあえず7人の人妻にアプローチすれば、めくるめく世界への道が開けるかもしれません。そういう計算ではない気もしますが、深いことは考えず、まずは希望をふくらませるのが幸せに生きるコツです。

関連キーワード

関連記事

トピックス

事件に巻き込まれた竹内朋香さん(27)の夫が取材に思いを明かした
【独自】「死んだら終わりなんだよ!」「妻が殺される理由なんてない」“両手ナイフ男”に襲われたガールズバー店長・竹内朋香さんの夫が怒りの告白「容疑者と飲んだこともあるよ」
NEWSポストセブン
4月は甲斐拓也(左)を評価していた阿部慎之助監督だが…
《巨人・阿部監督を悩ませる正捕手問題》15億円で獲得した甲斐拓也の出番減少、投手陣は相次いで他の捕手への絶賛 達川光男氏は「甲斐は繊細なんですよね」と現状分析
週刊ポスト
第一子となる長女が誕生した大谷翔平と真美子さん
《左耳に2つのピアスが》地元メディアが「真美子さん」のディープフェイク映像を公開、大谷は「妻の露出に気を使う」スタンス…関係者は「驚きました」
NEWSポストセブン
防犯カメラが捉えた緊迫の一幕とは──
「服のはだけた女性がビクビクと痙攣して…」防犯カメラが捉えた“両手ナイフ男”の逮捕劇と、〈浜松一飲めるガールズバー〉から失われた日常【浜松市ガールズバー店員刺殺】
NEWSポストセブン
和久井学被告と、当時25歳だった元キャバクラ店経営者の女性・Aさん
【新宿タワマン殺人・初公判】「オフ会でBBQ、2人でお台場デートにも…」和久井学被告の弁護人が主張した25歳被害女性の「振る舞い」
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(27)と伊藤凛さん(26)は、ものの数分間のうちに刺殺されたとされている(飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
「ギャー!!と悲鳴が…」「血のついた黒い服の切れ端がたくさん…」常連客の山下市郎容疑者が“ククリナイフ”で深夜のバーを襲撃《浜松市ガールズバー店員刺殺》
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(Instagramより)
《愛するネコは無事発見》遠野なぎこが明かしていた「冷房嫌い」 夏でもヒートテックで「眠っている間に脱水症状」も 【遺体の身元確認中】
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
「佳子さまは大学院で学位取得」とブラジル大手通信社が“学歴デマ報道”  宮内庁は「全報道への対応は困難。訂正は求めていません」と回答
NEWSポストセブン
米田
「元祖二刀流」の米田哲也氏が大谷翔平の打撃を「乗っているよな」と評す 缶チューハイ万引き逮捕後初告白で「巨人に移籍していれば投手本塁打数は歴代1位だった」と語る
NEWSポストセブン
花田優一が語った福田典子アナへの“熱い愛”
《福田典子アナへの“熱い愛”を直撃》花田優一が語った新恋人との生活と再婚の可能性「お互いのリズムで足並みを揃えながら、寄り添って進んでいこうと思います」
週刊ポスト
生成AIを用いた佳子さまの動画が拡散されている(時事通信フォト)
「佳子さまの水着姿」「佳子さまダンス」…拡散する生成AI“ディープフェイク”に宮内庁は「必要に応じて警察庁を始めとする関係省庁等と対応を行う」
NEWSポストセブン
まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト