この調査が素晴らしいのは、都道府県ランキングを細かく発表しているところ。明らかにたいした意味はありませんが、それだけに罪のない最高の話のネタです。「結局は人それぞれでは?」と当然の突っ込みを入れてドヤ顔したがる野暮な大人や、「我が県に対する侮辱だ!」と目くじらを立てるおバカな大人を鼻で笑いながら、適当に楽しみましょう。
「浮気率」が高い都道府県のトップ3は、埼玉県(31.0%)、京都府(25.6%)、和歌山県(24.3%)。逆に低いほうのトップ3は、鳥取県(14.9%)、島根県(16.7%)、三重県(16.9%)。男女ひっくるめての数字ですが、浮気願望がある人や自分の浮気っぽさに悩んでいる人は、埼玉県に引っ越すといいでしょう。願望がかなったり浮気っぽさが目立たなくなったりするかもしれません。
「性生活への満足度」が高い都道府県のトップ3は、宮崎県(57.4%)、島根県(56.8%)、岩手県(56.15%)。逆に低いほうのトップ3は、新潟県(43.4%)、香川県(46.1%)、広島県(46.4%)。島根県は浮気率の低さと満足度の高さで、どちらも2位にランクインしています。仲睦まじい「おしどり夫婦」に憧れる人は、島根県に引っ越しましょう。
調査を行なった相模ゴム工業としては、たぶん「コンドームの使用率」の項目がもっとも気になるに違いありません。都道府県別で、もっとも使用率が高いのは埼玉県(50.7%)で、もっとも低いのは高知県(36.7%)でした。けっこう大きな差です。使うとは言ってもやっと50%の埼玉県と、使わない人のほうが多数派の高知県、どちらにより大きな商機が広がっているのでしょうか。
こうしたデータを見たからといって、回数や相手がいきなり増えたり減ったりするわけではありません。多数派でも少数派でも平均以上でも以下でも、誰にとがめられるわけでもありません。自分に都合のいいように受け止めて前向きに解釈するのが、大人の気合いでありたくましさです。すべてのライフとあらゆる妄想に幸多かれ。お互いにがんばりましょう!