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「寛容力」つける3つのコツ、コノヤローと思ったら6つ数える

怒りがわいたら6つ数えよ(イラスト/えのきのこ)

 小さなことに目くじらを立てたり、腹を立てたりするのは、自分にストレスをかけていることでもある。

 世の中を楽に生きるためには、「寛容力」を身につけることが大きなポイント! そこで、元陸上自衛隊初の心理教官で心理カウンセラーの下関壮太さんに聞いた、覚えておきたい寛容力をつけるトレーニング&コツをご紹介。

◆怒りの対処
 怒りは、あらゆる感情の中で最も客観性を失いやすい激しい感情だ。つまり、人は怒るとわれを忘れやすい。しかし、怒りの衝動のピークは6秒から10秒とあまり長くは続かない。「コノヤロー」と思ったら、6つ数える。これができれば、怒りの爆発は制御できる。

◆自分を許す
 もし、われを忘れて周囲に当たり散らしたとしても、カッとした自分を責めてはいけない。怒りは本能と理解し、「私を守ろうとしてくれたんだ、ありがとう」と、怒った自分に感謝しながら「い~ち、にい~」と深呼吸を繰り返す。これが“ありがとう瞑想”だ。シンプルながら自分を許すのに有効だ。

◆他人を許す
 相手にイライラしてしまう場合は視点を変えて、相手の事情を察してみるのも有効だ。さらにもっと「大きな目」や「鳥の目」「宇宙からの目」になって、自分たちの置かれた状況を大きく客観的に捉えると、相手への怒りが自ずと小さくなっていく。

※女性セブン2019年3月7日号

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