また、最近ではゴマフアザラシのメスや赤ちゃんも高値で売れており、密猟していた地元住民は「水族館などに売ればいい金になる」と話しているという。
一連の騒動について、王志相・中国国立海洋生物保護協会副会長は、香港の英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」に対して、「アザラシは人間に懐きやすく、すぐに信用してしまうという特性があるため、一定期間、飼われてしまうと、野生に帰っても順応できないケースが多数報告されている。とくに、赤ちゃんの場合は、よほどしっかりとした野生回帰の訓練・教育をしないと、再び密猟者の餌食になりかねない」と警告している。