だが、これは不動産投資にとっては絶好の買い時でもある。多くの個人投資家は銀行の融資が下りないから買いたくても買えないが、“一部の人々”にとっては、不動産投資における千載一遇のチャンスが巡ってくる。
この「一部の人々」とはどういう方なのか。それは銀行などの金融機関が堂々と融資を行える属性の人々。金融庁などの調査を受けても、胸を張って「だから貸しました」と言える人々だ。具体的にいえば、医師や弁護士、会計士など、誰から見てもピカピカに光っていて、借金を取りっぱぐれる心配のない、いわゆるライセンサーだ。
今後数年以内に、ライセンサーにとっては最上の買い時がやってくる。
では、ライセンサーでない人々はどうすればいいのか。この最上の買い時に、指をくわえて眺めていなければならないのかというと、賢い方法はある。それは「現金を用意する」ということだ。今のうちに現金に変わる金融資産や、あるいはマンションなどの不動産も売却して現金化する。そして、やってくる利回りものの暴落に備えるのだ。
今までせいぜい5%程度の利回りしか望めなかった物件が、この数年以内に10%か、さらにそれを上回るレベルにまで価格が下がる可能性がある。ライセンサーと現金保有者には、まさに千載一遇の不動産投資チャンスが巡ってくると言っても過言ではない。