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収納専門家 すべてを捨てなくてもOK、飾っておくだけの雑貨も必要

大好きな雑貨は雑然と並べるのではなく、棚に並べて“見せる収納”に(撮影/柴田愛子)

 部屋をスッキリさせるには、モノを捨てないといけない?

「いえいえ、毎日の生活を支えるお気に入りのモノたちを捨てずに、それでも圧迫感を覚えさせない心地いい空間作りは、誰にだってできますよ」と言うのは、包装作家の正林恵理子さん。

 彼女がパリで暮らし、身につけた“モノを美しく見せながら収めるノウハウ”を、ご自宅を例に紹介します。

「私は31才の時に1年間、パリで暮らしていました。マルシェでは野菜や果物がかごに積まれ、蚤の市では古道具が雑然と並ぶ。どれも無造作に置かれているように見えて、実は、色や形などで分類され、見やすく置かれていました」(正林さん・以下同)

 スッキリ片づけるとなると、まずモノを捨てることを考えがちだが、その必要はないという。収納とは、モノをあるべき場所に片づけること。モノの量は多くても少なくてもいい。自分が暮らしやすい部屋をイメージし、そのために必要なモノは、むしろ取っておくべきだという。

「わが家には、ただ飾っておくだけの雑貨もたくさんあります。用途はないけれど、見ているだけで幸せになれるから、私にとっては必要なモノ」

 他人が見て不要なモノでも、自分が好きなモノなら捨てる必要はない。それを限られた空間のどこにどう収めるかを考えればいいのだ。

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