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2019.04.20 07:00  週刊ポスト

長い老後の銀行活用術、ネット銀行やメガバンク普通預金も

ATMの「利便性」「手数料」も口座選びのポイント

 年金や退職金をどの口座でどう管理するかは、極めて重要な「年金戦略」だ。地銀や信金は年金受取口座での金利の優遇を売りにしているが、人生100年時代の“長すぎる老後”に備えて、年金の一部を投資に回したいという人にはインターネット銀行も選択肢の一つになってくる。

「楽天銀行などに口座を持ち、連動する楽天証券といった投資用口座に資金を移動させれば、手数料のムダを省くことができます。また、証券口座と連動させることで、ネット銀行では普通預金の金利が優遇されるケースが多い」(ファイナンシャル・プランナーの深野康彦氏)

 ただし、そうした「老後の投資」には“やめ時”もある。年を重ねるごとに、公共交通機関や民間サービスなどにかかる支出が減るため、生活費は圧縮される。そのため、リスクをとって利殖に励む必要はなくなっていく。後期高齢者を迎える75歳が、投資からの“戦略的撤退”を検討するタイミングとなる。

 いよいよ80歳を迎えると、「健康不安」に備えた口座切り替えを考えておく必要が出てくる。

「入院や手術などで急にまとまった出費が必要になった場合、定期預金に預け続けていると預金を引き出せず、入院費用の捻出に手間が生じます。解約して普通預金に移しておけば、キャッシュカード1枚あれば必要額をすぐに引き出すことができます」(同前)

 実際、ファイナンシャル・プランナーで社会保険労務士の和田雅彦氏によれば、「老人ホームの入居金などの支払いに備えて、年金定期などを解約するケースも少なくありません」という。

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