ライフ

熱中症対策 「冷感スプレー」や「冷却シート」の落とし穴

「経口補水液は血液の浸透圧に近いので吸収されやすく、“大量に汗をかいたとき”の水分補給に適しています。しかし、一般的なスポーツドリンクよりナトリウム濃度が高く、汗をかいていないときに飲むと塩分の摂りすぎになってしまう可能性がある。

 運動や屋外の作業などで汗を多くかいたときはいいですが、そうでないときから飲用する際は注意が必要です」

◆“涼感物質”で皮膚と脳が錯覚

 ドラッグストアなどには、熱中症対策グッズが多く並んでいる。近頃は衣服にかける「冷感スプレー」や皮膚に塗る「冷感クリーム」なども人気だ。手軽に清涼感を得られる一方、落とし穴がある。

「アルコールやメントールといった“涼感物質”が入っています。たしかに皮膚表面の体感温度を下げてくれますが、実際には体温を下げているわけではありません。皮膚と脳を“涼しい”と錯覚させているというのが正確です。

 すると脳が発汗の指令を出さず、結果として体温がどんどん上昇してしまうので、熱中症にかかりやすくなるケースがあります」(前出・田中氏)

◆「冷却ジェルシート」は貼る部位次第

 おでこに貼るタイプの「冷却ジェルシート」はどうか。

「こちらは、ジェルに含まれる水分が蒸発する際に熱を下げる効果は期待できます。ただ、おでこに貼るのでは体温を下げることには寄与しない。より効果的なのは、動脈が皮膚に近いところを通っている首筋、脇の下、鼠蹊部などに貼ることで、全身を冷やすことができます」(前出・星氏)

関連キーワード

関連記事

トピックス

デザインした服は多くの芸能人にも愛された三宅一生さん(写真は2001年、時事通信フォト)
イッセイミヤケ、芸能人にもファン多数 美輪明宏、楠田枝里子…愛された理由 
NEWSポストセブン
次なるステップは?(時事通信フォト)
元横綱・白鵬、周到すぎる宮城野部屋の「継承」で見えてきた“理事の椅子”
週刊ポスト
最近は工場勤務だった山上容疑者(中学生の頃の容疑者。卒業アルバムより)
山上徹也容疑者の母親は会見で何を語るのか 伯父の家を出て「大阪の支援者」のもとで過ごす今
NEWSポストセブン
「保守路線の継承者」として名前が挙がる高市早苗氏(時事通信フォト)
安倍晋三元首相の政策後継者 保守路線は高市早苗氏、外交は萩生田光一氏が受け継ぐか
週刊ポスト
ラガーさん
ラガーさん、再び甲子園から姿を消す 本人が明かした「チケットが高すぎる!」の叫び
NEWSポストセブン
海賊版サイト「漫画村」に無断掲載され、約19億円の損害賠償の対象となった漫画作品(時事通信フォト)
漫画の海賊版被害 深刻なダメージを受けているのは有名作品だけではない
NEWSポストセブン
語学力抜群の小島瑠璃子
小島瑠璃子が中国留学を発表 語学レベルは「北京・清華大学も射程圏内」の驚異
NEWSポストセブン
幹部補佐になっていた
「好きで好きで仕方なかったから」刺されたホスト、歌舞伎町で「幹部補佐」に昇進していた
NEWSポストセブン
姉妹でCMギャラに差も?(左から広瀬アリス、広瀬すず/時事通信フォト)
広瀬アリス・すず、上白石萌音・萌歌 妹のほうが“CMギャラが高い”理由
週刊ポスト
松田聖子を目撃
松田聖子、沙也加さんの初盆に“もう1つの遺言”と「新しいお墓」への願い
女性セブン
中林大樹の姿を目撃
竹内結子さん三回忌 中林大樹が子供のために決断、家族3人新生活は「海辺の街」で
女性セブン
起用でも二転三転が目立ち、ファンから戸惑いの声(時事通信フォト)
最下位低迷の中日 立浪和義監督の采配に「目指す野球の方向性が見えない」の指摘
NEWSポストセブン