「警戒レベルにはその上に『レベル5』というものがある。これは気象庁の発表では『命を守るための最善の行動をとりましょう』となっているのですが、具体的に何をすればいいのかがまったく書かれていない。災害のレベルや避難するかしないかの判断をわかりやすくするために定められた防災基準なのに、本末転倒になっています。今後は自分が住んでいる地域のハザードマップを参考に、危険地帯を把握して、自分で判断していくことが求められます」(渡辺氏)
“国の指示通り”だけでは自分の命は守れない。
※週刊ポスト2019年7月19・26日号