そのくせ若き日は卓球青年で、前の東京五輪では、山梨を聖火ランナーとして走った。今でも林家こん平監督の「らくご卓球クラブ」では頭がでかいのでヘッドコーチ。
先日理事会が開かれ、噂通り春風亭昇太・59歳が新会長に就任。昇太の推しにより、副会長には頼りになる春風亭柳橋が決定。あの軽い芸風からまだまだ若手なんて思っていたら、すぐに還暦。
30年前若手ナンバーワンとして私のラジオ番組『ラジオビバリー昼ズ』のレポーターを直でやってもらっていたらその間に『笑点』の司会となり、気がつけばあの背丈でも大きく見える会長である。“肩書きが人間を作る”というが本当だな。私もこれからは「師匠!会長!」など卑屈にこびながら、おこづかいのひとつももらいたいものだ(アッ先日、一対一で呑みに行っておごってもらった。これからは現金でください)。
なんといっても会長職というのは世間に対する知名度が大事。これは申し分なし。小遊三の言う通り「発信力がある」ということも大切。記者の質問に昇太「我々は公益法人です。5千円の花束よりも3千円のご祝儀を」。ちなみに小遊三は参事となった。「参事のおやつ」だとさ。
ここまで書いたらテレビで「昇太結婚」。アーッ、以下次号。
■イラスト/佐野文二郎
※週刊ポスト2019年7月19・26日号