不審者は、子供たちの服装をしっかり観察し、そこから様々な情報をキャッチしているという。
派手な色柄のものや、目立つロゴとパンツなど、インパクトのある柄ものや鮮やかな色の服装は、活発な印象を与え、「何かしたら騒がれそう」という警戒心を犯人に植え付けられる。痴漢や連れ去りなどは、おとなしそうな子が狙われるケースが多い。
つまり、シンプルで目立たないファッションは不審者に狙われやすいのだ。
「万が一事件に巻き込まれても、目立つ服装なら目撃者情報も集まりやすい利点があります」
◆子供が誰と会うのか確かめたい時は?
子供が学校の友人以外の人と会うことになった。親としてはどんな相手なのか確かめたいところ。どういう方法で確かめればいいのか?
「子供の話を信じ、見守る」というのが信頼感を示すことにつながると思われるかもしれないが、SNSで同世代の同性になりすまし、会ったらわいせつ目的の大人だった事件は、首都圏を中心に小学生にまで被害が続出している。
「日頃から交友関係を親が把握し、知らない相手と会う場合は、相手の電話にかけさせ、代わって話をするようにしましょう。外泊は、学校の友人でも相手の親に電話確認を」
取材・文/西谷友里加
※女性セブン2019年8月15日号