また、カナダのトロントでは香港支援者グループと親中国派グループが衝突し、けが人が多数出たため、警官隊が出動する騒ぎに発展した。オーストラリアのメルボルンやシドニーでも同様の騒ぎが起きており、香港での抗議デモが長期化すれば、海外での両派の確執も拡大するのは必至とみられる。なお、日本でも両派による罵り合いが発生していた。
これについて、サウス紙は専門家の話として、「中国政府が外務省を通じて、海外の大使館や総領事館に対して、香港支援運動の妨害行動を指示している可能性が高い。また、海外の親中派団体も大使館に取り入って、中国内外での中国関連ビジネスに食い込もうという下心もあり、行動が激化しているのではないか」と報じている。