ライフ

夏バテよりも恐ろしい「9月バテ」 その深刻な症状

気付かないうちに深刻化

 猛暑が続く真夏のうちは熱中症など体調管理に気をつけていても、「少し涼しくなってきたな」と感じ始めるとつい安心してしまうもの。しかし、これからの時期も注意が必要だ。油断をしていると重篤な病気につながる危険がある。夏バテよりも恐ろしい「9月バテ」とは?

 昨年、猛暑対策を万全に行なっていたという60代のA氏は、秋口を迎えると、妙な体の不調を感じるようになった。

「夏の間は寝ている間もクーラーをつけ、日中はあまり外出しないように心がけていました。おかげで夏バテすることもなく、快適な夏を過ごせていたんです。でも夏が終わってしばらくすると何だか疲れが抜けないなと思うようになって……」

 その後、A氏は慢性疲労だと思い、定年してから働いていたアルバイトを休み、家で日々を過ごしていた。

「ある日ろれつが回らなくなってしまって。さすがにおかしいと思った妻が病院に連れて行ってくれたのですが、脳梗塞の初期症状だと言われ、仰天しました」

 温暖化の影響で35℃を超す猛暑日が連日続く近年は、至る所で熱中症対策が喚起され、外出や運動を控えてエアコンの効いた室内で過ごす人が多くなった。しかしその結果、かえって9月に入り体調を崩す人が増えているという。これがいわゆる“9月バテ”だ。

 八木山すずきクリニック院長の鈴木雅貴氏が指摘する。

関連キーワード

関連記事

トピックス

遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平バースデー》真美子さんの“第一子につきっきり”生活を勇気づけている「強力な味方」、夫妻が迎える「家族の特別な儀式」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
田久保眞紀市長の学歴詐称疑惑 伊東市民から出る怒りと呆れ「高卒だっていい、嘘つかなきゃいいんだよ」「これ以上地元が笑いものにされるのは勘弁」
NEWSポストセブン
東京・新宿のネオン街
《「歌舞伎町弁護士」が見た性風俗店「本番トラブル」の実態》デリヘル嬢はマネジャーに電話をかけ、「むりやり本番をさせられた」と喚めき散らした
NEWSポストセブン
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト