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夏バテよりも恐ろしい「9月バテ」 その深刻な症状

気付かないうちに深刻化

 猛暑が続く真夏のうちは熱中症など体調管理に気をつけていても、「少し涼しくなってきたな」と感じ始めるとつい安心してしまうもの。しかし、これからの時期も注意が必要だ。油断をしていると重篤な病気につながる危険がある。夏バテよりも恐ろしい「9月バテ」とは?

 昨年、猛暑対策を万全に行なっていたという60代のA氏は、秋口を迎えると、妙な体の不調を感じるようになった。

「夏の間は寝ている間もクーラーをつけ、日中はあまり外出しないように心がけていました。おかげで夏バテすることもなく、快適な夏を過ごせていたんです。でも夏が終わってしばらくすると何だか疲れが抜けないなと思うようになって……」

 その後、A氏は慢性疲労だと思い、定年してから働いていたアルバイトを休み、家で日々を過ごしていた。

「ある日ろれつが回らなくなってしまって。さすがにおかしいと思った妻が病院に連れて行ってくれたのですが、脳梗塞の初期症状だと言われ、仰天しました」

 温暖化の影響で35℃を超す猛暑日が連日続く近年は、至る所で熱中症対策が喚起され、外出や運動を控えてエアコンの効いた室内で過ごす人が多くなった。しかしその結果、かえって9月に入り体調を崩す人が増えているという。これがいわゆる“9月バテ”だ。

 八木山すずきクリニック院長の鈴木雅貴氏が指摘する。

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