「夏の終わりから秋にかけて、それまでの“体を冷やす習慣”から“体を温める習慣”にシフトすることです。
たとえば、日中は暑くても朝晩は冷えるので、上に羽織るものを常に用意しておく。食事も、冷たいものを避けて温かいものにする。疲労回復効果のあるビタミンB1が豊富な豚肉や豆類、自律神経を整える効果のあるビタミンEが含まれている青魚などを意識して摂るようにしましょう」
前述したように、9月バテは自律神経のバランスが乱れて、交感神経が優位になっている状態。この状態を副交感神経優位に変えていけば症状は改善する。
「入浴は就寝する2時間ほど前に、38~39℃くらいのぬるめの湯船に浸かるようにするといいでしょう。寝る前に自分の好きな音楽を聴いたり、マッサージをすることも効果的です。また、適度な運動も自律神経の乱れを整える。高齢者の場合は30分程度のウォーキングで十分でしょう」(同前)
過ごしやすい秋をしっかり楽しむには、今からの備えが重要だ。
※週刊ポスト2019年9月13日号