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2019.10.07 16:00  週刊ポスト

炎上の典型的パターン 日本人の「ルール厳守」主義が影響か

 とはいっても、今回の件は炎上の典型的パターンだったため、それが何かを説明する。

「現場で頑張る人に対し、力を持った者が過度なサービスを要求し、“マウンティング”を仕掛けた。しかも余計な一言を加えた」

 これは全てが「事実」ではなく「こう捉えた人が多かった」という意味である。ここで言うところの“マウンティング”の物差しは「英語力」であるが、このパターンは必ず燃えるので、絶対にやめた方がいい。以下のような告白は燃えるだろう。

【1】ご飯の量を半分にして、と言ったら「できません」と言われた。石頭マニュアル店員……(絶句)
【2】コンビニ店員が座ってるとなぜか萎えるよね。接客業でしょ?
【3】タクシー運転手が道を間違えて普段より800円高くなった。そう伝えたらその分はいらないと。いや、俺の時給考えたら無駄にした時間分、逆にカネくれカス

 梅沢富美男の「コンビニで酒を買った時に成人確認ボタンを押すよう言われキレた」に通じるが、これらを書く人間は自分では正論を述べているつもりなのだ。「こういう考え方もあるんだね」程度の捉え方をするだけでいい。あと、炎上を見ていると日本人の「ルール厳守」主義も感じられる。梅沢の件も「マニュアルでルールが決まっているんだからそれくらい守れ」式の批判が多かった。あとは、過去に車がまるで通っていない道の赤信号を渡ったことをツイッターで告白した人物が、ボコボコに叩かれたことも思い出した。

●なかがわ・じゅんいちろう/1973年生まれ。ネットで発生する諍いや珍事件をウオッチしてレポートするのが仕事。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』『ネットのバカ』など

※週刊ポスト2019年10月18・25日号

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