2009年:〇宇都宮市(4187円)×浜松市(4137円)
2010年:〇宇都宮市(6133円)×浜松市(4754円)
2011年:×宇都宮市(3737円)〇浜松市(4313円)
2012年:×宇都宮市(4364円)〇浜松市(4669円)
2013年:〇宇都宮市(4921円)×浜松市(4155円)
2014年:×宇都宮市(4190円)〇浜松市(4361円)
2015年:×宇都宮市(3981円)〇浜松市(4646円)
2016年:×宇都宮市(4650円)〇浜松市(4819円)
2017年:〇宇都宮市(4259円)×浜松市(3580円)
2018年:×宇都宮市(3241円)〇浜松市(3501円)
この10年間は浜松の6勝4敗である。
◆両市の餃子専門店の数、特徴は?
では、「餃子のまち」であり続けてきた浜松、宇都宮の餃子の特徴とは何だろうか。「餃子のまち」らしく両市ともに公式ホームページの中に餃子関連のサイトを設けている。ちょっとのぞいてみよう。
【浜松市】
「浜松人の餃子文化」というサイトにはさっそくこんな記述がある。〈浜松餃子を提供するお店は市内で300店舗以上あり、石を投げれば餃子店の看板に当たるのでは、と思うほど。浜松人はとにかく餃子好きである〉
浜松餃子の特徴については、〈浜松餃子と言えば、グルリと円形に並べて焼き上げ、真ん中に“箸休め”の茹でもやしをそえるのが、ひとつの特徴だといえる〉との記述がある。さらに浜松市内には全国シェアナンバー1の餃子製造機械メーカーがあること、ドライブスルーシステムの餃子店があることなどが紹介されている。
まちおこし団体「浜松餃子学会」のホームページに登録されている店舗は187。11月9、10の両日には「浜松餃子まつり」が開催される。
【宇都宮市】
宇都宮市の公式Webサイトの中に宇都宮ブランドのコーナーがあり、餃子について詳しく紹介されている。その特徴についいては、〈宇都宮の餃子は、焼き、水、揚げなどの種類があり、店舗によって大きさや素材、皮の厚さや熟成度、包む具合やはねの大きさ、つけだれなどが異なり、さまざまな種類を楽しむことができます〉とある。多彩なバリエーションがウリのようだ。
宇都宮市民の餃子好きについては、〈宮っ子は週に数回餃子を食べるのがスタンダード〉と記されている。
日本唯一だという“餃子”協同組合の「宇都宮餃子会」のホームページによると、加盟店は80店(2013年6月現在)となっている。1999年から始まった「宇都宮餃子祭り」は、今年は11月2、3の両日に開催される。