国際情報

中国の路線バス運転手 「泥棒御用動画」が相次ぎ話題に

バス転手の英断が話題に

 テクノロジーの進化は、英雄が一日にして生まれることもある時代、をもたらしたのかもしれない。中国の情勢に詳しい拓殖大学海外事情研究所教授の富坂聰氏がレポートする。

 * * *
 日本ではタクシー運転手が事件を解決する昼ドラが人気だが、最近の中国では路線バスの運転手が犯人を現行犯逮捕する映像がちょっとした人気を集めている。少し前まで路線バスの運転手といえば、わがままな乗客から暴行を受ける被害映像で有名だったが、風向きが変わったようだ。二つほど、ケースを紹介しよう。

 11月13日、陝西省咸陽市のルート68の路線バスの運転手は、社内でひったくりに遭遇する。中国のひったくり事件では、犯人が武器を所持しているケースも少なくなく、たいていは見て見ぬふりをする。だが、当日バスを運転していた崔衛東はそうではなかった。中年の女性から現金をひったくった犯人を、バスから降りて約300メートル追跡して捕まえたのである。そのカネは父親の病気の治療のためのなけなしのカネであった。

 もう一つは海南省海口市を走る路線バスの運転手、柳発森である。10月13日、柳はいつものようにバスを走らせていた。前方にはバスを待つ一人の男性が傘を差して待っている。そしてバスが近づいた瞬間、別の男が後ろから現れ、傘の男性に近づいて何かを抜き取った。

 それを見た瞬間、柳はクラクションを鳴らして男性に知らせようとしたが、男性は気が付かない。仕方がないので柳はすぐにバスを止めて降りると、犯人を追いかけた。結局、その犯人は捕まった。

 二つのケースとも犯行の一部始終が動画で残っていたため、ニュース映像として拡散されることとなった。

関連キーワード

関連記事

トピックス

愛子さま(写真/共同通信社)
《12月1日がお誕生日》愛子さま、愛に包まれた24年 お宮参り、運動会、木登り、演奏会、運動会…これまでの歩み 
女性セブン
子宮体がんだったことを明かしたタレントの山瀬まみ
《“もう言葉を話すことはない”と医師が宣告》山瀬まみ「子宮体がん」「脳梗塞」からの復帰を支えた俳優・中上雅巳との夫婦同伴姿
NEWSポストセブン
中国の習近平国家主席(右)と握手を交わす二階俊博氏(2015年5月23日、中国・北京。写真/EPA=時事)
《「媚中政治家」たちの歴史》中国に擦り寄りパンダをエサに利用された政治家たち 二階俊博・元自民党幹事長、森山裕・前幹事長、林芳正・総務相らの“実績”
週刊ポスト
海外セレブの間では「アスレジャー
というファッションジャンルが流行(画像は日本のアスレジャーブランド、RUELLEのInstagramより)
《ぴったりレギンスで街歩き》外国人旅行者の“アスレジャー”ファッションに注意喚起〈多くの国では日常着として定着しているが、日本はそうではない〉
NEWSポストセブン
虐待があった田川市・松原保育園
《保育士10人が幼児を虐待》「麗奈は家で毎日泣いてた。追い詰められて…」逮捕された女性保育士(25)の夫が訴えた“園の職場環境”「ベテランがみんな辞めて頼れる人がおらんくなった」【福岡県田川市】
NEWSポストセブン
亡くなったアンナ・ケプラーさん(TikTokより)
巨大クルーズ船で米・チアリーダー(18)が“謎の死”「首を絞められたような2つのアザ」「FBIが捜査状況を明かさず…」《元恋人が証言した“事件の予兆”》
NEWSポストセブン
【複雑極まりない事情】元・貴景勝の湊川親方が常盤山部屋を継承へ 「複数の裏方が別の部屋へ移る」のはなぜ? 力士・スタッフに複数のルーツが混在…出羽海一門による裏方囲い込み説も
【複雑極まりない事情】元・貴景勝の湊川親方が常盤山部屋を継承へ 「複数の裏方が別の部屋へ移る」のはなぜ? 力士・スタッフに複数のルーツが混在…出羽海一門による裏方囲い込み説も
NEWSポストセブン
アスレジャースタイルで渋谷を歩く女性に街頭インタビュー(左はGettyImages、右はインタビューに応じた現役女子大生のユウコさん提供)
「同級生に笑われたこともある」現役女子大生(19)が「全身レギンス姿」で大学に通う理由…「海外ではだらしないとされる体型でも隠すことはない」日本に「アスレジャー」は定着するのか【海外で議論も】
NEWSポストセブン
中山美穂さんが亡くなってから1周忌が経とうとしている
《逝去から1年…いまだに叶わない墓参り》中山美穂さんが苦手にしていた意外な仕事「収録後に泣いて落ち込んでいました…」元事務所社長が明かした素顔
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)(Instagramより)
《俺のカラダにサインして!》お騒がせ金髪美女インフルエンサー(26)のバスが若い男性グループから襲撃被害、本人不在でも“警備員追加”の大混乱に
NEWSポストセブン
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏の人気座談会(撮影/山崎力夫)
【江本孟紀・中畑清・達川光男座談会1】阪神・日本シリーズ敗退の原因を分析 「2戦目の先発起用が勝敗を分けた」 中畑氏は絶不調だった大山悠輔に厳しい一言
週刊ポスト
亡くなったテスタドさん。現場には花が手向けられていた(本人SNSより)
《足立区11人死傷》「2~3年前にSUVでブロック塀に衝突」証言も…容疑者はなぜ免許を持っていた? 弁護士が解説する「『運転できる能力』と『刑事責任能力』は別物」
NEWSポストセブン