保留後のアップ額は、斎藤が900万円という大幅増を勝ち取ったが、桑田100万円、宮本、香田各60万円、槙原30万円、吉田80万円、駒田150万円と、彼らの年俸から考えればそれほど大きなものではなかった。
「これだけの成績なら、今ならほとんどの選手が年俸倍増以上を勝ち取りそうですが、1人もいなかった。それに引き換え、今年の巨人は“厳冬”の雰囲気が感じられません。主力はこれからなのでまだわかりませんが、亀井が1億円に到達した以外にも、8勝を挙げた桜井が1000万円から3倍増の3000万円でサインしています。昔なら『優勝争いをした後半戦に勝ち星が伸びなかった』と難癖をつけられ、3倍増にはならなかったと思います」(同前)
1990年と同じ日本シリーズ4連敗のオフ。巨人の契約更改はどうなるか。