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巨人の契約更改に異変? 日本S惨敗の1990年と比較すると…

日本シリーズでソフトバンクに4連敗を喫した巨人だが…(写真:時事通信フォト)

 日本シリーズ4連敗は、巨人選手の契約更改にはそれほど影響しないのだろうか──。巨人・亀井善行(37)が11月27日に契約更改を行ない、4000万円アップの1億1000万円(推定。以下、日本プロ野球選手会調査以外の年俸は同じ)でサイン。16年目、38歳を迎える来季、年俸1億円選手の仲間入りをすることになった。

 今年、巨人は5年ぶりのリーグ優勝を果たしたものの、日本シリーズでソフトバンクに4連敗を喫した。それを考えると、亀井の1億円突破は驚きをもって受け止められるかもしれない。というのも、以前であればスポーツ紙に“厳冬”の文字が踊りかねない事態だからだ。スポーツ紙記者が語る。

「1990年、セ・リーグ2連覇の巨人は日本シリーズで西武にまさかの4連敗。4番で3割を打って優勝に貢献した原辰徳は年俸8000万円でしたが、日本シリーズの惨敗によって更改前から大台到達には白旗をあげていました。原は9400万円で一発サインしましたが、この年は球団の渋い査定に保留者が続出。リーグ優勝したとは思えないオフになりました」

 荒れに荒れた契約更改では、2年連続20勝の斎藤雅樹、4年連続2ケタで14勝の桑田真澄、キャリアハイの14勝の宮本和知、11勝の香田勲男、ケガもありながら9勝の槙原寛己、全130試合にベンチ入りした貴重な中継ぎ左腕の吉田修司、恐怖の7番打者としてチーム最多の22本塁打、83打点の駒田徳広が保留する事態になった。

 結果的に斎藤は4440万円から8400万円、桑田は5200万円から7500万円、宮本は1800万円から3540万円、香田は2400万円から3660万円、槙原が6900万円から7630万円 吉田は1200万円から1380万円、駒田は4950万円から7000万円となった。

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