2015年の全日本個人総合選手権での鶴見。この年、引退を決めた
今振り返っても、体操をしていた頃は過酷な日々を送っていたなぁと思います。恐怖や空腹、身体の痛みと戦いながら必死で体操と向き合っていましたから。体操でやり残したこと? まったくありません。実はこれからお芝居の道にチャレンジしたいと思っています。体操同様、精一杯頑張りたいです。
●つるみ・こうこ/1992年生まれ、埼玉県出身。元体操女子日本代表。5歳の時、姉の影響で体操を始める。2006年、14歳の若さで全日本選手権の個人総合で初優勝、以降、6連覇を果たす。2008年北京五輪、12年ロンドン五輪では体操女子のエースとして活躍、2009年世界選手権では個人総合銅メダル、段違い平行棒で銀メダルを獲得。2015年11月の全日本団体を最後に引退。
※週刊ポスト2019年12月13日号