京成電鉄は上野駅の隣にある博物館動物園駅を1997年に休止。以降、博物館動物園駅は資材置き場として利用されていたが、一般利用者が立ち入ることはできなくなった。
博物館動物園駅は特徴的な外観デザインをしており、上野の街に調和している。せっかくの資産を活用しないのはもったいない。そうした想いから、NPOや地元団体が博物館動物園駅の再活用を模索する。NPOや地元団体の働きかけが実を結び、博物館動物園駅は2018年11月にアート作品の展示スペースとして再活用された。以降、博物館動物園駅構内でアート作品の展覧会が開催されるようになっている。
関係性が希薄と思われていた鉄道とアートがコラボレーションすることにより、新しい文化が生まれようとしている。