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米大統領選で日本に望ましいのは「トランプ続投」か「交代」か

まだこのひとに振り回されるのか(写真/AFP=時事)

 2020年の日本を左右する重要な問題の一つが米大統領選で日本に望ましいのは「トランプ続投」か「交代」か?──というものだ。本誌・週刊ポストの読者アンケート(※)では【続投】20.4%、【政権交代】79.2%だった。ここでは見解の異なる2人の識者の意見を紹介しよう。

●古森義久氏(産経新聞ワシントン駐在客員特派員・続投派)

 共和党のトランプ大統領がこの3年ほどの間にとってきた行動は、日本にとっては有益だったといえます。具体的には日米同盟堅持、その背景ある日米安全保障条約の順守、日本の防衛にアメリカが責任を持つということ。中国の脅威に対して政治や軍事での堅実な抑止の政策と行動です。朝鮮半島に対する政策では、日本人の拉致問題解決でトランプ政権ほど日本に協力的な大統領はいなかった。

 トランプが日本に対して米軍駐留費を今の4倍の80億ドルを要求しているといわれているが、それは世界の潮流です。米軍駐留費増額を要求するのは、同盟を対等にして強化しましょうということで、日米同盟をやめるぞということではない。

 日本の国益を考えたら、トランプ政権のほうが好ましい。

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