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2020.01.29 16:00  週刊ポスト

ナイキ厚底旋風に対抗する「国産新モデル」が最終テスト段階

「厚底」に日本のメーカーはどう対抗?(写真/AFLO)

 東京五輪開幕まで半年を切るタイミングで突如、浮上したナイキの“厚底”シューズ、『ヴェイパーフライ』シリーズの規制問題。

 新記録連発でマラソン界・駅伝界を席巻してきた“魔法の靴”騒動は、アシックスやミズノなど、ナイキの後塵を拝してきた日本のメーカーには追い風に見える。実際、「東京五輪の公式スポンサーであるアシックスへの配慮から規制問題が浮上したのでは」(スポーツ紙デスク)という声も聞こえてくるほど。

 また、スポーツライターの酒井政人氏は、こう解説する。

「トップ選手のなかには、メーカーとの契約があって、ナイキのシューズを使えない選手もいる。今回の規制問題は、あまりに好記録が続出するなか、ナイキを使用できないアスリートグループが世界陸連に不満を訴えたことが発端とされています」

 使えない選手から不満が出るほどの“ナイキ厚底旋風”に、日本のメーカー関係者が忸怩たる思いを抱いてきたのは事実だろう。

 もともと、「マラソン王国ニッポン」を下支えしてきたのが、「薄底」のシューズを選手一人ひとりに合わせてフィッティングする“職人技”だった。

 その第一人者がアシックスで40年以上シューズ開発に携わった三村仁司氏だ。高橋尚子、野口みずきは三村氏が手がけたシューズで五輪金メダルを獲得。アシックスを定年退職後は工房を設立し、現在もシューズ開発に取り組んでいる。

 そんな三村氏に今回の「厚底規制」問題をどう見ているのかを聞いたが、事務所関係者を通じて「問い合わせはいくつかあるが、今回の件についてはコメントしていません」と答えるのみだった。

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