五輪を巡り、森氏が存在感を発揮か(時事通信フォト)
「森さんたちは東京五輪の剰余金をレガシー財団に配分し、2030年札幌冬季五輪など国際大会の招致活動を支援する仕組みを作ろうとしている。
しかし、剰余金の使途に大きな発言力を持つのは都知事だ。小池氏が再選されれば、“東京都は五輪関連経費に8000億円以上の予算を注ぎ込んでいる。剰余金を勝手に使うことは認めない”と反対するのは見えている。
だから自民党は自分たちの息のかかった新都知事を誕生させなければならないと考えている」(組織委員会関係者)
まさに「五輪の遺産」という新たな利権をめぐる小池と森の最終決戦の場になるといっていい。
※週刊ポスト2020年2月21日号