東京五輪の会場となる新国立競技場(写真/アフロ)
時を同じくして発覚した公式エンブレムの盗作問題。デザイナーの佐野研二郎氏(47才)のデザインが、ベルギーのリエージュ劇場のロゴに酷似していると指摘が入った。
佐野氏は「ベルギー劇場のロゴは全く知らなかった」と反論したが、この一件で、同氏の他作品でも盗作疑惑が浮上してしまった。結局、9月1日に大会組織委員会が佐野氏デザインのエンブレム不使用を発表した。関西学院大学社会学部教授の阿部潔さんはこう話す。
「新国立競技場、エンブレムともに説明責任が全くなされていません。五輪ほどの大きな大会であれば公に選考されなければいけないのに、内々で勝手に話が進んでしまっていた。そうした不透明さが問題なのです」
※女性セブン2020年2月27日号