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親子で読んでほしい絵本大賞、『字のないはがき』に決定

角田光代さん(右)と西加奈子さん(左)

 JPIC(一般財団法人 出版文化産業振興財団)の読書アドバイザークラブ(略称JRAC=ジャラック)は、「第1回 親子で読んでほしい絵本大賞」の受賞作を、『字のないはがき』(原作・向田邦子、文・角田光代、絵・西加奈子、小学館刊)に決定した。

 この賞は、司書、読み聞かせボランティアなど、子どもに絵本を手渡す経験が豊富なJRAC会員が、過去1年間の新刊絵本400冊の中から、「親子で読んでほしい絵本」を投票で選考し、表彰するもの。

 大賞受賞作の『字のないはがき』は、故・向田邦子の作品の中でもとりわけ人気の高い名エッセイ「字のない葉書」を絵本化したもので、戦争中の向田家のちいさな妹と、いつもは怖いけれど愛情深いお父さんのエピソードを綴った感動の実話がもとになっている。昨年5月、現代の2大人気作家、角田光代氏と西加奈子氏がタッグを組んで絵本化し、たちまち「実話なので、何度読んでも泣ける」「一人でも多くの子どもたちに読んでもらいたい作品」など反響を呼んで大増刷となった話題作だ。昭和、平成の3名の直木賞作家が揃い踏みした豪華な布陣も注目された。

 贈賞式は、3月16日(月)、著者の角田光代氏、原作者遺族で本の主人公「ちいさな妹」である向田和子氏を迎えて、日本出版クラブ(東京都千代田区)で行われる予定。

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