松田烈被告(関係者提供)
元交際相手への性的暴行をインターネットネット掲示板にて依頼、実行させたとし、不同意性交等罪などで起訴されている松田烈被告(28)。その第3回公判が昨年12月19日、東京地裁で開かれた。同被告は住居侵入罪、不同意性交等罪に問われており、その起訴内容は以下の通りだ。
「性的暴行してくれる人を募集」──松田被告はネット掲示板を通じて、元交際相手である女性・Aさんに性的暴行を加えるよう募集をかけた。申し込んだ共犯者のXは松田被告の指示のもと、深夜Aさんの自宅マンションに「下水道の点検」などと説明して玄関ドアから侵入。その後、Xは口を塞ぎ「叫んだら殺す」などと脅して、Aさんの両手を結束バンドで結び、性交及び口腔性交を行ったという。
この日はAさんへの証人尋問が行われた。この日の尋問はAさんの心身に配慮し、東京地裁内の別室からビデオ通話で尋問が行われる手法が採用された。
松田被告は第一回公判で、性行為がなされたことを否認していた。その争点に絞った質問が展開されていったが、そこで語られた内容はあまりに卑劣なものであった。傍聴を行ったライターの普通氏がレポートする。【前後編の前編】
結束バンドで手を縛られ…
検察官からAさんへの尋問は、早々から事件の話となった。以下はAさんが語った犯行の様子である。
当日の深夜、下水道点検を装った男性・XがAさん宅を訪問した。Xは有線のイヤホンをつけて何か通話をしながら、台所やサニタリールームの水を出したり、スマートフォンで撮影などをしていた。
「上司と話してくる」などとしてXは一度家を出た。その間に、Aさんは友人と通話して、この深夜の来訪について話をした。友人は怪しんだというが、戻ってきたXが最後の点検だと言うので、再度家に入れることにした。
風呂場に行ったXはシャワーを出しながら、Aさんにも確認して欲しいと呼んだ。すると突然、正面から抱きつくような形で押さえ込まれた。結束バンドで手を縛られ、下着を脱がされ、身体を触られるなどした。
Aさんが逃げようとして結束バンドが外れたタイミングもあったが、サニタリールーム内でうつ伏せに押さえ込まれてしまい、Xの性的な行為の求めに従うよう指示された。
