ところが、「自由に恋愛していた東出くんと唐田さんの脳は楽しい思いをしていたことで、満たされていたでしょうから、どこかで自分もそうなりたいという嫉妬心を持つのは、人として、普通の感情」だとも。
「道徳的な話はさておき、誰しも、杏さんの立場にはなりたくない。女性は唐田さんに、男性は東出くんになりたいんですよ。だって、あの東出くんが言い寄ってきたら、ちょっと待ってとすぐ言えますか?(笑い)人の興味の神髄っていうのは、そこだと思いますね」
とはいえ、不倫が正当化されるわけではない世の中で、誰でも幸福感を得られる簡単な方法はないのだろうか。
「睡眠不足を解消すること。これで幸福感はおのずと上がり、すぐに実践、実感できますよ。たとえば、夜11時に寝て朝7時に起きて30分以上歩いてみると、生きた心地がするはずです。『今日一日が始まるぞ』って脳にもすごく刺激になるんです」
見る景色が変わると、不思議と気持ちも前向きになるそうだ。
「これからの季節なら、桜が咲いていたりして、そんな季節を感じられる幸福感は、誰にも害がなくていいですよ」
意外にも、異なる分野の専門家たちの結論は共通していた。それは、自分主体で人生を生きるということだ。
そして感じたのは、苦しい気持ちを吐き出すことで癒されることがある、ということ。この取材を通して、自分を少し振り返ってみると、自分の楽しみで追っかけていたはずが、いつの間にか、すべてはその人のためになっていたことに気がついたのと同時に、自分にむくむくと新しい力がみなぎるのを感じた。
そして、新たな“軸推し”となるべく新人11人組を見つけたので、推し替えを決意。自分のためのヲタ活にこれからも励もうと思います! ニノに感謝。
※女性セブン2020年3月19日号